これはもうタイトルからして買うしかないでしょー!!という本。
ええ、高齢出産予備軍なので必死ですよ!!
内診台から覗いた - 高齢出産の真実 (中公新書ラクレ)
あのキャッチーなタイトルの本(※恥ずかしくてタイトル書けないかつ未読)を書かれた産科医さんが著者で、もともと、ちょいちょいネット上で話題になっていたこちらのサイトをまとめたもの。
宋美玄のママライフ実況中継(ヨミドクター)
中身はもちろんなんだけど、著者が「さすがにインターネット上に書けなかった本音」、と言っている各エントリーの補足の言葉がいちいち沁みた・・・・
ということで、結婚してるけど子供を産んでいない、今のわたしが感じたことを残しておきたい。
--------
(1)本当の高齢出産のリスク
これは、流産だそう。
そういわれてみればそうか、と気づかされた。診断でダウン症のリスクがわかる・・・・という話に隠れている感がある。
「高齢」については、妊娠適齢期と仕事の適齢期がちょうどぶつかる女性はつらい選択を迫られる、と書いていて、これは10回くらい心の中でうなずいた。
ちなみに、気になる「卵子の老化」については、否定してほしかったのに、残念ながら「何をいまさら」程度の扱いだった(笑)
著者は無駄な(!)排卵を抑制するために、ピルを飲んでいたそうだ。
そういうの早く教えてーーーー!!って思いましたはい・・・・
(2)リスクに納得すればどこで産んでもいいか?
これはごめんなさいだった。
高齢出産だから、じゃなくて、すべての出産はリスクがある、というのを思い知らされた。
某なんとか助産院みたいな本やら、某セレブ(笑)漫画家の出産記を読んでから「助産院ってステキ☆」とか思っていたけど、考えが甘かった・・・・というかミーハーでした。お恥ずかしい。
選択肢がある、ということは、限られたリソース(産科医さん不足)の中でも、その選択肢をサポートしてくれるシステムがあり、人がいるからなんだよなあということを忘れちゃいけないなあ。
そして、著者の、「自分らしい」方法に何よりもこだわるのは、子供を蔑ろにしていることだ、という言葉がぐさっとささった。
子供でしたわたし・・・・まだ母親にはなれなそうだなあ。
(3)「子供を産んでこそ女は一人前」か?
わたしは、自分以外の人については、
・子供を産んだ女の人は尊敬
・子供を産んでいない女の人は、きっと考えや事情あってのことだから、別にいいんじゃ
という考え。
(我ながらつまらない考えですね・・・・)
しかし、自分に対しては、子供産んでいないし、そんなに大した仕事をしていないと思っていることもあって、
「わたしなんて子供産むことすら経験してないし、ひよっこだよねえ」
という考えが頭をよぎることが多々ある。
うーん、これはただのモラトリアムにしがみつく延長なのかなあ。
「子供を産んでいない今の自分がひよっこ」と思っているということは、裏を返せば子供を産んだ後に、経産婦至上主義になりはしないだろうか・・・・とちょっと心配になった。
しかし、著者は「母性という言葉で、女性の苦労がごまかされている」と指摘していて、だからこそ「苦労してるんだから認めろよ的母性至上主義」vs「産んでないしそんなん知るか軍団」(超意訳)、みたいな女の戦いが起こる、ともしている。
これ、鋭いなあ。
自分を好きであることはいいと思うけど、多様性を受け入れることを忘れてはいけないなあと心に刻んでおこう。
--------
今回転勤したポストに手を挙げるかどうか、自分の年齢と子供のことを考えて、本当に悩んだことを思い出した。
今の自分を俯瞰して、「仕事を選んでます!(キリッ)」みたいに言い切れるものでもないし、ニューヨークに来る選択が正しかったかは不安になるし、「かっこいい!」とか言われると本当にもぞもぞする。
ちがうんだーーーなんか全部なりゆきなんだーーーーみたいな。すんません。
結婚するとか、出産するとか、30代はこんな選択肢ばっかりだ。
特に、子供を産むって有限なものだから、考えておくことは本当に大事だと思うけど、理屈だけで行動したら違うような気がする。
(結婚相手は年収ウン百万円以上、自分より頭がいい、次男、絶対○○・・・・みたいなね)
逃げずに自分とパートナーや配偶者と向き合って、考えて、話し合って、柔軟に行動していくことが大事なんだなあと思った。
・・・・思うところで満足した。今日のところは。
まだまだ母親になれる気がしなくて、未熟な自分が仕事に逃げているように感じられて落ち込む夜であった。
はーーーーー。ピスタチオアイス食べよう。
ええ、高齢出産予備軍なので必死ですよ!!
内診台から覗いた - 高齢出産の真実 (中公新書ラクレ)
あのキャッチーなタイトルの本(※恥ずかしくてタイトル書けないかつ未読)を書かれた産科医さんが著者で、もともと、ちょいちょいネット上で話題になっていたこちらのサイトをまとめたもの。
宋美玄のママライフ実況中継(ヨミドクター)
中身はもちろんなんだけど、著者が「さすがにインターネット上に書けなかった本音」、と言っている各エントリーの補足の言葉がいちいち沁みた・・・・
ということで、結婚してるけど子供を産んでいない、今のわたしが感じたことを残しておきたい。
--------
(1)本当の高齢出産のリスク
これは、流産だそう。
そういわれてみればそうか、と気づかされた。診断でダウン症のリスクがわかる・・・・という話に隠れている感がある。
「高齢」については、妊娠適齢期と仕事の適齢期がちょうどぶつかる女性はつらい選択を迫られる、と書いていて、これは10回くらい心の中でうなずいた。
ちなみに、気になる「卵子の老化」については、否定してほしかったのに、残念ながら「何をいまさら」程度の扱いだった(笑)
著者は無駄な(!)排卵を抑制するために、ピルを飲んでいたそうだ。
そういうの早く教えてーーーー!!って思いましたはい・・・・
(2)リスクに納得すればどこで産んでもいいか?
これはごめんなさいだった。
高齢出産だから、じゃなくて、すべての出産はリスクがある、というのを思い知らされた。
某なんとか助産院みたいな本やら、某セレブ(笑)漫画家の出産記を読んでから「助産院ってステキ☆」とか思っていたけど、考えが甘かった・・・・というかミーハーでした。お恥ずかしい。
選択肢がある、ということは、限られたリソース(産科医さん不足)の中でも、その選択肢をサポートしてくれるシステムがあり、人がいるからなんだよなあということを忘れちゃいけないなあ。
そして、著者の、「自分らしい」方法に何よりもこだわるのは、子供を蔑ろにしていることだ、という言葉がぐさっとささった。
子供でしたわたし・・・・まだ母親にはなれなそうだなあ。
(3)「子供を産んでこそ女は一人前」か?
わたしは、自分以外の人については、
・子供を産んだ女の人は尊敬
・子供を産んでいない女の人は、きっと考えや事情あってのことだから、別にいいんじゃ
という考え。
(我ながらつまらない考えですね・・・・)
しかし、自分に対しては、子供産んでいないし、そんなに大した仕事をしていないと思っていることもあって、
「わたしなんて子供産むことすら経験してないし、ひよっこだよねえ」
という考えが頭をよぎることが多々ある。
うーん、これはただのモラトリアムにしがみつく延長なのかなあ。
「子供を産んでいない今の自分がひよっこ」と思っているということは、裏を返せば子供を産んだ後に、経産婦至上主義になりはしないだろうか・・・・とちょっと心配になった。
しかし、著者は「母性という言葉で、女性の苦労がごまかされている」と指摘していて、だからこそ「苦労してるんだから認めろよ的母性至上主義」vs「産んでないしそんなん知るか軍団」(超意訳)、みたいな女の戦いが起こる、ともしている。
これ、鋭いなあ。
自分を好きであることはいいと思うけど、多様性を受け入れることを忘れてはいけないなあと心に刻んでおこう。
--------
今回転勤したポストに手を挙げるかどうか、自分の年齢と子供のことを考えて、本当に悩んだことを思い出した。
今の自分を俯瞰して、「仕事を選んでます!(キリッ)」みたいに言い切れるものでもないし、ニューヨークに来る選択が正しかったかは不安になるし、「かっこいい!」とか言われると本当にもぞもぞする。
ちがうんだーーーなんか全部なりゆきなんだーーーーみたいな。すんません。
結婚するとか、出産するとか、30代はこんな選択肢ばっかりだ。
特に、子供を産むって有限なものだから、考えておくことは本当に大事だと思うけど、理屈だけで行動したら違うような気がする。
(結婚相手は年収ウン百万円以上、自分より頭がいい、次男、絶対○○・・・・みたいなね)
逃げずに自分とパートナーや配偶者と向き合って、考えて、話し合って、柔軟に行動していくことが大事なんだなあと思った。
・・・・思うところで満足した。今日のところは。
まだまだ母親になれる気がしなくて、未熟な自分が仕事に逃げているように感じられて落ち込む夜であった。
はーーーーー。ピスタチオアイス食べよう。
この本を、読もうと思ったこのごろです。
返信削除良い本の紹介をありがとう!
こういうのって、20代とか10代の時に知っておきたかったねぇ。。。
今更かもしれないけど、結婚願望とかない人でも、知ってた方がいい事だと思うなぁ。
いつの時代も、出産にリスクはつきものだよね。
成行きでも、仕事の事とかあっても、生命誕生には期限があるのも事実だし。
でも、授かったら迷わないから大丈夫!それに、親も子供と一緒に育つのですから。
うちらの成長を待ったら、いつまでたっても産めない(笑)
それにしても、「母性という言葉で、女性の苦労がごまかされている」という指摘。
凄くわかるけど、女の戦いになるとは思わなかった・・・
��今更かもしれないけど、結婚願望とかない人でも、知ってた方がいい事だと思うなぁ。
返信削除これは本当にそうだと思う!
どこかのタイミングで自分の人生考えるのは大事だよね。
たとえ相手がその瞬間にいなかったとしても、考えずに結果がやってくるのか、考えて、行動して結果がやってくるのかで全然違うもんねえ。
が、人間ってその気にならないと情報が耳から入ってきても抜けてしまうので難しいとこかもしれないなー!
そうそう!全然違うよね!!
返信削除��人間ってその気にならないと情報が耳から入ってきても抜けてしまうので・・・
これまた御名答。耳が痛い><
ということで、これはもう義務教育に盛り込みましょう。(忘れたとしても、なんとなく覚えてるものだから)
だって、日本の将来だけじゃなく、地球の人口にまで関わるよね。
情報溢れる中、こういった大切な情報に興味を持たないといけないね。
反省・・・