2013-03-22

アメリカの下北系?Hipsterの生態

先日、英語ランチの2回目を開催した。(1回目はこちら→『「いただきます」は英語でなんて言うの?』)
今回は、ネイティブの子2人に、わたしも含めて日本人2人。
2人に、St. Patrick's day(セントパトリックデー)の出来事について、英語で容赦なくおしゃべりしてもらった。
3月17日がアイルランドにキリスト教を広めた聖人パトリックさんの命日だそうで、その日が祝日になっているのである。
この日は毎年パレードがあったり、緑とオレンジの服を着た人たちがやたらアイリッシュパブではしゃいでたりする日らしいのだけど、今年は特に週末にぶつかったので、金曜日からお祭り騒ぎだった。

おしゃれタウン、ウィリアムズバーグ(参考)の近くに住むネイティブ子Aがこんなことを言った。

「近所のダイナーのような場所に行ったんだけど、すっっごい大きいポーションの食べ物が出てきて、中ではヒップスターが騒いでて・・・・」
「ちょっと待った!ヒップスター??それって何????

わたしの質問に、ふたりは顔を見合わせて、ちょっと苦虫をかみつぶした、まではいかないけど、ああ、そうだよねえ、という顔をした。
スペルはHipsterで、と教えてくれた流れでネイティブ子Bが説明してくれる。

「うーん・・・・なんていうか、大きいメガネをかけてて」

ほうほう。

「髭をはやしてて」

ふむふむ。

ズボンがぴっちりしてて、カメラとか映画が好きで」

この辺でネイティブ子Aが吹き出す。

「あと、皮肉っぽい」
人と同じことが嫌いで、インディー音楽とか好きだよね」
「おしゃれなんだけど、なんかひねくれてるかんじ
「若い人が多いけど、30代中盤くらいまでいるかなあ」

・・・・・・・・

「なんか、下北沢にいそう
「そう!その通り!!!」

日本に留学していたことがあるネイティブ子Aが爆笑しながら答える。
アメリカにもいるんだ・・・・下北系
サブカル好きでおしゃれな皮肉っぽい人。いるいるいるいる!!!

ネイティブ子Aのおうちの近所はそんな下北系の人が多く集う場所で、コインランドリーすら個性的なんだそうである。(あ、ちなみに英語でコインランドリーはlaundromatという)

古いアーケードゲームが置いてあったりソフトクリームが売ってたりするんですよ・・・・」

洗濯する場所なのに、個性求めすぎでしょ!!!ヒップスターよ!!!
しかも口コミサイトYelpで調べたら評価高いしね・・・・好きだねえ、ヒップスターたち・・・・
ネイティブ子Aが、少し困ったように話してくれた。

「先日、40代の日本人の方に説明しようとしたら、『ああ、わかった!ヒッピーね!』って言われたんですけど、違うんですよーーー

う、うむ・・・・
確かにヒッピーと下北系は違う。
40代くらいで「下北系」って説明がピンとこない人だったら、そう思ってしまうのかも。
自分の知っていることだけで判断しちゃうようになるのは危ないなあ、とよくわからない教訓を得た。アメリカの下北系のおかげで。

日本にいたときは、こんな単語を聞いたことがなかったので、勉強になった、というか、やっぱり同じ年代、同じ性別の若者の言葉って教科書には出てこないし、実際におしゃべりして吸収したいなあ、と強く思った出来事だった。
ふたりとも、「Hipster(笑)」みたいな話し方だったけど、そういう微妙な雰囲気をつかむのも楽しいよなあ。

ネイティブ子Bが見つけてきてくれたヒップスターの説明ビデオがおもしろいので貼っておく。
見れば見るほどサブカル好きのおしゃれさん=下北系ですね、というのが伝わってくるのであった。




下北と言えば、踏切が地下に入るそうで
次に行った時には街の景観が変わってるんだろうなあ。
渋谷も変わったみたいだし、また迷子必至だろうなあ!


そう、わたしは下北が好きである。
髭はないし、ズボンぴったりもしてないしおしゃれじゃないけど、インディー音楽を愛し、ひねくれもので人と違うことが大好きである。
Hipster自称できるんじゃない・・・・???なんて考えが脳裏をよぎったのであった。


間違いなく、ネタっぽいのでやめた。


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