2013-01-23

ハイテクとローテクの間

今日はもう帰ろうかなーと思った瞬間、電話が鳴った。

「○○BankのXXと申します。(名前)(新姓)さんとお話したいのですが(英語)」

わたしですがー、というと、

「最近○○BankのYY支店とZZ支店を利用されましたよね。アンケートをお願いできますか(英語)」

と言われた。よくわからないけど、「Yes」と言ってしまう悪い日本人のわたし・・・・

「英語でいいですか?それとも他の言語にしますか?(英語)」
と聞かれるけど、日本語オプションはないよね・・・・と思って、英語でいいですよーと答える。
(今思えば試してみればよかったけど。)

サービスはどうでしたか、スタッフはプロフェッショナルでしたか、窓口に通すまで何分くらいでしたか、満足していますか、友達に勧めたいですか、みたいな内容をYes/Noや1から10の点数で答えていく。
オフィスの片隅で、「いえす」、「のー」、「てん」・・・・とか独り言をする怪しい新入りの図。

10問ほど聞かれたあと、電話口の男性が、

「ありがとうございました。このあとさらに自動音声でのアンケートもお願いしていいですか?」
と言ってくる。またもや「Yes」と言ってしまう典型的日本人のわたし・・・・

すると自動音声に切り替わって、
「Yes/Noと言うか、Yesの場合は1を、Noの場合は0を押してください」
と言われる。
そして、さっきの電話と同じような質問を延々聞かれる。
同じような質問を延々と・・・・やがて、また、10点満点で点数をつけろ、とか言い出した。
もういいじゃんーーーーと思ったとき、

「Just few more questions」

と言われる。(自動音声に)
もうちょいだって!!!がんばれわたし!!!

結局、そこから3問くらい聞かれて自動音声もやっと終わった。総時間約7分ほど。
ふはー。

電話が終わったあと、ちょっと考えたけど、これ、おもしろいよなあ。
主に下の3点。

・最初のお兄さんからの電話の意味
→カスタマーサービスとか言ってるけど、これは本人確認のための電話じゃないかなあ。
日本だと、郵便物が「転送不要」で届いて終わるものを、郵便物じゃ信用ならないから(他人に委ねることになるから?)わざわざ電話をしているのでは!?と邪推。

・自動音声アンケート
→これが本当のアンケートなのでは・・・・?社員の評価とかに使うのかなあ?
しかし、Webでもなく、電話でってところに激しいローテクを感じるんだけど、なにげに音声認識とかさせてるし、ハイテクの気配も見え隠れする。
長いアンケートの中で、自動音声が「もうちょいでおわりますから~」とか言っちゃうあたりになんというか、回答率を上げさせる気配りというか、努力が見られておもしろい。

・そもそも「YY支店とZZ支店を利用されましたよね?」と言われたこと
→これ、なんとなくすごいなー怖いなーと思ったんだけど、そう思った瞬間、
「私達はあなたの口座の情報も、支店で何をやったかもわかりませんが、カスタマーサービス向上のために、お聞きします!(キリッ)」
先手を打たれた

日本の銀行でも、いつ誰がなんの目的で来店したかってことは記録しているのだろうか?ATMを使用した履歴とかは残っていそうだけど。
もしかしたらこれもセキュリティの観点から聞いているのかなあー。それともマーケティングデータとして使ったりしてるのかなあー。ビッグデータの活用法、ここにあり!?(多分違う)

・・・・とか、色々考えさせられる、ハイテクとローテクを駆使した1本の電話だった。
もっと隠された目的があるのかもしれない・・・・と空恐ろしくなるのであった。


・・・・考えすぎ?



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