2013-09-22

ブルックリンのビール醸造所へ行ってみた

ニューヨークはすっかり秋めいてきた。最低気温が10度という日もあり、朝晩はニットのカーディガンやトレンチコートがちょうどよい。

…のだけど、まだノースリーブのワンピースを生足、ビーチサンダルで着こなしている女性がいる光景は、寒さの感じ方もいろいろなのねーと感じさせる人種のるつぼである。

ともあれ、暑すぎた夏をやっと越えて、やっとお散歩が楽しい秋である。ちょうど日本から知人夫婦が遊びに来てくれたので、ブルックリンのビール醸造所へ行ってみることにした。
その名もBrooklyn Brewry。そのまんまである。

こちら、ビールが飲めるだけでなく、無料のツアーもあるらしい。
案の定入口でIDを確認される。Photo IDを持っていないわたしは、夫に「She is my wife」をまたやってもらったのだった。(過去記事『SSN+労働許可証+仕事を手に入れた!』)
みなさんお忘れなく。


入口に並ぶビールタンク。
無料ツアーは1時間おきに行われているそうで、入口付近で待つように促される。

発酵させる部屋を通って、ボトリングをする部屋へ。
この場所で、上の写真の店員さんが、アメリカのビール市場やこの醸造所の歴史を説明してくれた。共同設立者のひとりが、サウジアラビア赴任中にお店でお酒が買えなくて、自分でビールを作り始めたこと、ニューヨークに戻ってきてもうひとりの共同設立者となった男性と意気投合して、会社を立ち上げたこと。ロゴのデザイナーの人の話、などなど。

この醸造所では、お水はニューヨークの水道水を使っているそうだ。ニューヨークの水は軟水で普通に飲めるからねえ。

説明の中で大麦が回されたので試食。だいたいみんな1粒か2粒のところ、5粒くらい食べてしまった。香ばしくてあられっぽくておいしい。食べ過ぎと言われる始末である。
全員に大麦が行きわたったあたりで説明は終了して解散に。ツアーと言うほどぐるりと一周というわけではなかった。

醸造所にはもちろんビールが飲める場所がある。トークンを受付で買うのだが、1枚5ドル、5枚で20ドルである。

ビールの種類は10種類くらいだろうか。ビールによっては複数枚トークンが必要だそうだ。

 わたしはそんなにお酒が飲めないので、アルコール度数3%ちょっとの『Oishi』というビールを頼んでみた。
これがなかなか、フルーティーというか、柑橘類の風味も感じるくらい、さっぱりとした酸味があって、そんなに強すぎず、炭酸飲料のようにごくごく飲めた。
奥にいる一緒にいった人たちは8%!!とかある強めのビールを飲んでいた。一口もらったけど、それぞれ味が全然違っておいしいーーーー。わたし以外の3人はお酒大好き、ビール愛してる、という人たちなのだけど、それぞれに楽しめているようであった。

だれかがテーブルに置いていったビール一覧。ビールの上にマークがしてある。
秋限定のオクトーバーフェストなるビールもあったが、醸造所では売り切れだった。近くの食料品屋さんのケースは並んでいたので、知人夫婦がお土産に求めていた。

中では食べ物を提供している感じはなかった。すぐ外にピザ屋さんがあったので、買ってきている人がいたし、お店側もそれを推奨しているようだ。

ちなみにわたしたちは、ちょっと遠いけど醸造所へ行く前にお気に入りのアメリカンカフェ、『Pies 'n' Thighs』で腹ごしらえをしていったので、ちょうどよかったかも。(過去記事『ニューヨークの吉祥寺・ウィリアムズバーグ探検』)

巨大ビスケットに超巨大チキンカツサンド(ハニーチリソース)、飲み放題のコーヒー。うふふ。


ちょうどよくないだろう。食べすぎだろう…

天高く馬…ならずわたし肥ゆる秋の到来を感じさせる週末であった。

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