2013-05-26

ラスベガスは巨大な大人のディズニーシー

ラスベガスと言えば、カジノである。
なんと、カジノはどのホテルにもあるという・・・・

「ええええ!ドラクエみたいに、大きなカジノが街の真ん中にどーんとあるんじゃないの!」

と発言したところ、同僚数人に爆笑された。
よく考えたら、ドラクエのカジノも宿屋の地下にあることが多いので、リアリティを追求している、とも言えるのかもしれない。
はい、また読者置き去りのゲームネタは置いておきましょう。

ということで、ラスベガスへ行った。
前述の通り、どのホテルのロビーにも、カジノがある。

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ついでに言うと、空港を降り立った瞬間にも、カジノというか、スロットマシーンとかギャンブルマシーンがあった。
街のイメージ作りを徹底していると言える。
わたしは「せっかくだから」という動機でもやる気が起きないノリの悪いやつで、
「ああ、なんでみんなデジタル機器に勝負を挑むのか・・・・期待値いくつなんだろ」
とか冷めた目で台の前やディーラーさんを取り囲む人たちを眺めるのであった。
ギャンブラーにはたまらない街なんだろうなあ。

では、街の中はどんなかんじかというと、こんなかんじである。

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ローマ・・・・???

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パリ・・・・・・・・???

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ヴェネチア・・・・・・・・・・・・って節操なしかい!!!

わたしは結構いい歳になるまでディズニーシーに行ったことがなくって、初めてディズニーシーに行ったときに、
「おおおお、ヴェネチアっぽい!結構頑張って似せてる!」
という素直な感想を述べて友達に怒られたことがあるのだが、なんというか、あのディズニーシーのがんばっているのを街の単位にまで拡大したかんじである。

あと、こんなニセモノっぽいものがたくさんである。

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リアルト橋にゴンドラ。


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センターオブジアース・・・・じゃないけど、ディズニーシーにこういう場所なかったっけ。

夜はこのように噴火(※花火ではない)ショーが行われ、またもやディズニーシーっぽさ満載。

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これはニセモノではないけど、有名らしいガラスでできたお花の装飾。きれい。


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このホテルをはじめとして、ラスベガスにはヴィトンやらシャネルやらのブランドショップや、ちょっとカジュアル系のお店やら、ハワイやグアムの最強版ですか?というくらいお店がある。
「買い物したくなるでしょー」とか人に言われたのだが、めっきりブランドものに対する物欲が飢えているわたしはスルーである。
フリーマーケットで古着を買う方が心が躍るタイプなのだ。(過去記事:『ヘルズキッチンお散歩』)


ところで、ラスベガスはめちゃくちゃ空気が乾燥している。
ニューヨークも東京と比べたら空気の乾燥具合は相当なのだが、ラスベガスは裸眼のわたしでも目がかぴかぴになり、ホテルの部屋の中に干した洗濯物もあっという間に乾いてしまうかんじ。

ちょっと気になって湿度を調べてみた。

Humidity_2


ニューヨークの30%もあれだけど、ラスベガス9%・・・・
ちなみに本日の東京の湿度は80%だそうだ。しっとりだなあ。


なんでこんなに湿度が低いのか、というと、ラスベガスの周辺は砂漠である。
飛行機から眺めると、一面茶色い大地が広がっていて、ダニー・ボイルの『127時間』を思い出して背筋が寒くなる。あれはネバダ州の隣のユタ州だそうだ。
飛行機からの眺めの代わりに、Google Maps先生の衛星画像を貼ってみよう。


大きな地図で見る 

うおー、ラスベガスだけ緑だ。
Wikipedia先生によると、ラスベガスは昔、大きなオアシスだったそうだ。
開拓されたのは結構最後の方で(ヨーロッパの人たちは東からきているからそうだろうなあ)、政府が人を集めるために、ギャンブルを許可したり、税金をなくしたりと、色々やってみたところ、人が集まって、今でも人口は増加しているらしい。

しかし、人口増加に伴い、水の供給は問題になっているらしく、こんな記事を発見した。

How Las Vegas's Survival Depends on Its Water Sources(Environmental graffiti)


まあ砂漠のど真ん中だしね、って、あれ??

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こんなところに大量の水を使っている場合なのだろうか・・・・

夢を見させる場所だから演出は大事なのかもしれないけど、「もったいない精神」がずきずきする。
歯を磨くときにホテルの水道の水を口に入れたところ、「現代の技術でこんなにまずい水が!」と驚くレベルのものがでてきた。
実家から千葉県に引っ越して、田舎の実家のノリで水道水をそのまま飲もうとして「うえっ!!!」となった、あのときの感覚である。
ともかく、人生でワースト1,2を争うまずさ。対抗馬はインドのムンバイ。
しかし貴重なお水なので、文句は言えない・・・・

ちなみに、ラスベガスはカジノで儲けることを前提としているからか、ホテルやレストランのコストが比較的安い。
これニューヨークで食べたらいくらだろう・・・・というものが半額~7割くらいで食べられる。
ホテルも安いところは25ドルくらいであるし!すごい!

とりあえず、この「恥ずかしげもなく、いろいろコピーしている感じ」は、突き抜けちゃっていて、
「さすがアメリカ、広いね、いろんな場所あるね」
という気持ちになれるので、1回体験してみてもいい場所なのかもしれない。
ぎらぎらびかびかしている、大人のディズニーシーだと思えば、飛行機代が入場料みたいなものだろうか。
ブランドショップでのお買い物や、カジノを考慮しなければ。

わたしはもう1回行きたいか?と言われたら・・・・ちょっと悩む。

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