2014-03-02

レ・ミゼラブル初日プレビュー公演を観てきた!

先日、3月1日、レ・ミゼラブルのブロードウェイの初日公演へ行ってきた!
1987年初演のこのミュージカル、ロングランで2008年に閉幕した後、6年ぶりのブロードウェイ公演だそうだ。今回の公演には映画の成功が大きく寄与しているらしい。(NYT記事)
恥ずかしながらどんな話かもあまり知らなかったのだが、『ベルサイユのばら』つながりで、マリー・アントワネット様以降のフランスの歴史が大好きなわたしは、映画をきっかけに案の定はまり、去年の10月にチケットが売り出された瞬間に買ったのだった。
半年も前だったので、チケットが添付されてるメールを探すのが大変だった…

ミュージカル素人のわたしはこのチケットを買うときに知ったのだが、正式な公演が始まる前に2〜3週間プレビュー公演というものがあるらしい。
プレビュー公演は、いわばお客さんの前でやるリハーサルのようなもので、お客さんの反応を見て、制作者が演出だったり台本を変更するそうだ。
わたしたちが今回見たのもこのプレビューだった。
小ネタだけど、レ・ミゼラブルのことを英語だと「les miz」と略す。日本語の「レミゼ」という略し方に近いかもしれない。

会場はImperial Theatretという劇場で、席はオーケストラ(1F)の一番うしろ。意外と小さい劇場でびっくり。
ちなみにチケットはひとり140ドルくらいだった。

キャストはこちら。タイピングがめんどくさいので写真ですみません…
以前マンマミーアを観に行ったとき、主役が代役の人でちょっと残念だったのだが、今回はさすが初日だからか、ばっちりスタメン(?)。(過去記事)

なんせミュージカル素人なので批評めいたことはできないのだが、ヴァルジャン役のラミン・カリムルーが本当にすごかった。
調べてみるとまだ35歳らしいのだが、ヴァルジャンらしい貫禄があるし、強さを前面に出したシーンから、苦悩する老人のシーンまで、迫真の歌とパフォーマンスが心を打つ。
あと、わたしはアンジョルラス役とエポニーヌ役の人がかっこよくて釘付けだった。
アンジョルラスは原作を考えるとちょっとイメージが違うかな?という配役だけど、仲間を率いる勇猛な姿がすてきだし、迫力がある。
彼の横にいるとへたれキャラ・マリユスがますますへたれに見える…いやこれは演出だ!と思うことにした。(キャスト一覧はこちらでどうぞ)

演出といえば、背景の使い方がおもしろい。特にジャヴェールの最期のシーンは意表をつかれた。プレビューなので本公演では変わってしまうかもしれないが。
満員の客席は、テナルディエやガブローシュのコミカルな演技に笑い声を上げたり、開始数分から泣いてる人もいたり、という感じ。
もちろん、終わると同時に立ち上がって拍手喝采。
…3月24日からの本公演も観に行こうと心に誓ったのであった。

あまりに感動したので、思わず会場でCDを買った。30ドル。25周年公演のものらしい。
買った直後に夫がぼそりと「Amazonで買ったらもっと安いのに…」と言った。

1967円ですか……
さすがに「やっちまった」感がただよう価格差である。

いいんです。素晴らしいミュージカルの感動の余韻を買ったんです。ヘビーローテーションで聞きまくってテンションを上げるんだもん。
「でもLook Down聞いてたら元気なくなりそうだよね」
と夫にすかさずつっこまれたのだった。


 
うぐぐ、映画のDVDですら、2180円だった…
振り返らずに生きていきたいと思います。


(2014/4/7 追記)
公式ムービーもいいのですが、朝のTV番組に出演したときの動画がそれぞれの表情がはっきり見て取れてとても良かったので貼っておきます。アンジョルラスとエポニーヌがやっぱり素敵…!


(2014/5/8 追記)
すっかりラミンさんのとりこになってしまったわたしですが、おなじようにラミンファンのみなさんが代役で悲しまないように、こんなニュースを張っておきます。

Les Miz Star Ramin Karimloo Will Not Perform Thursday Evenings Beginning April 3; Rush Tix Policy Announced (Playbill)

ということで、ラミンさんは当面、木曜日の夜は出ていないようです。
で、ラミンさんがお休みのときに何をしているかと言うと…


別の舞台を観てるのであった…
※ちなみに一緒に映ってるのはロンドンのオペラ座の怪人でクリスティーヌ役で共演したシエラ・ボーゲス!たまらんツーショットであります。
どちらにしても、ブロードウェイでラミンさんに会えるかも!?

この記事もにやにやものなのでどうぞ!

"Who Am I?": Broadway's Newest Leading Man, Ramin Karimloo, On His Journey to Starring in Les Misérables (Playbill)

ああ、ミュージカル沼が見える…

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