2014-06-28

やっぱり日本の地方都市最高

黒川温泉へ行ってみた!
ひとことで言うと、本当に行ってみてよかった。なかなか行きづらい場所にあるのだが、それを逆手に取ったとも言える秘境っぽさやこじんまりとした小ぎれいな町並みも相まって、「これはわざわざ来る価値があるなあ」と思わされる。

顔湯。温泉の湯気がもくもく出てくる。もちろんやった。

黒川温泉には入湯手形というのがあって、これを買うといろんな旅館の温泉に入ることができる。
手形は輪切り(?)にされた木に焼き印が押されたもの。上の写真は使用済みの手形が絵馬として神社に奉納されている様子である。見た目もきれいだし、からんからんとぶつかる音も小気味よい。

今回お世話になったのは「のし湯」というお宿。
自然がいっぱいのお庭の中に、露天っぽい家族風呂が何種類もあって楽しい。

お部屋は和室なんだけど、入ってすぐのところにはテレビが見られるソファーがあった。
お部屋のしぶさは昔の文豪がこもって小説執筆してそうでいいかんじ。

この写真だとあまりよくわからないけど、部屋にも石風呂がついていた。
いっぱいお風呂があったので、部屋の石風呂は足湯だけしてみた。なんという贅沢!

このお宿で働いている人には若い人が多いように見受けられた。
受付の人や、配膳をしてくれる人も若い人。中ですれ違う人も若い…というか、同年代。30代中盤くらい。温泉によっては働いている人の高齢化が進んでいる場所もあるので、おもしろいなあと思った。(それはそれでいい味が出てたりするけど)
ひなびた温泉街だった黒川を立て直したのは、若い人たちの力だという話を聞いたことがある。旅館同士で競い合うのではなく、街全体で場所を盛り上げて行こうとする取り組みが機能しているのをひしひしと感じた。
きっと、若い人たちのアイディアや試みを、上の世代の人たちも喜んで取り入れているのだろう。場所としての魅力が増して、働きたいという人が集まって、どんどんその場所が盛り上がっていく。今後、働く人の年齢がどんどん上がっていくという日本で、黒川温泉で起こったことは結構いろんなところで参考にできるのかもしれない。

ところ変わってこちらは本州の田舎。
新しい新幹線ーー!!静かだし、中は清潔だし、揺れもほとんどなくて乗り心地最高。日本のインフラばんざーい!
アメリカの電車は、きいきいうるさいし、「これ脱線するんじゃ…」ってくらい揺れたりする。そんな中で携帯やPCの画面を見ていたらてきめんに酔う。もう!こっちは温室育ちの日本人なのよ!

商店街に昔からあるお茶屋さん。和カフェみたいなことをやっているらしいのでふらりと入ってみた。
お抹茶ときなこがかかった白玉だんごのセットが500円くらいでなかなかおいしかった。
1時間くらいだらだらしていたのだが、田舎にも関わらずひっきりなしにお客さんがやってくる。
やっぱりこのお店も同年代くらいの夫婦が切り盛りしているようで、メニューが昔より多角化していた。その夫婦の親にあたるであろう60代くらいの人は、もっぱらにこにことお手伝いをしていて、お客さんに難しいことを聞かれると、若い夫婦に確認をしていた。

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こんな事例を見て、ビジネスや地方活性化の鍵は「若者に任せること」なんじゃないかなあという、しごく単純かつ、ありがちな意見を再確認した。
どんどん平均年齢が高齢化していくのだから、高齢者のニーズをつかむことが大事だ!という話もわかるんだけど、それだとその場所なりビジネスなりに若者が魅力を感じず、結果若者が来なくて新陳代謝ができない。なんだかいびつな日本の政治みたいになってしまいそうだ。若者が仕事と収入を得る機会も奪われてしまうだろうし。

居心地の良い地方都市で露天風呂につかりながら、「高齢化社会の中で『年功序列』は非効率的なやり方なんだろうなあ」と思った次第であった。


◆◆◆
過去関連記事

2014-06-13

父の手料理に見る人の影響力と時代の変わり目(大げさ)

その日の父は、なんだかちょっと違った。
いつも食卓にご飯が並ぶまでパソコンに向かってる仕事をしているくせに、「ご飯の用意しなきゃな」とか言って、配膳を手伝おうとしている。
わたしの夫が遊びにきているからはしゃいでいるのかなーと眺めていたら、母から衝撃発言。

「お父さんの作ったお味噌汁、食べてね」

!!!!????
お父さんの!?作った!?お味噌汁、だとー!?!?
「はあ!?」
妹が意味不明と訴えんばかりの声をあげた。彼女が声をあげなかったら、わたしが何か言っていたと思う。そのくらい、めずらしい出来事だったのである。

結局、母がほとんど配膳した。
父作のお椀によそわれたお味噌汁は、輪切りにされた若竹と何やら魚のようなものが入っている。
「筍と鯖缶のお味噌汁だって」
聞いたことないメニューを母が説明する。いただきまーすと、おつゆを口に運ぶ。
「ん、これおいしいじゃん」
「わー、おいしいー」
わたしと夫が口々に感想を述べるが、照れくさいのか「うん」とうなずいただけで、父は何も言わない。
「おいしいけどさー…わたし、お父さんの料理って生まれて初めて食べた」
妹が釈然としないような口調で不満を述べると、母が苦笑した。
「昔、お姉ちゃん(わたし)が小さい頃はチャーハンとか作ってくれたりしたよね」
フォローなのかよくわからない母の言葉に、やっぱり父は食べるふりをして無反応だった。
そう、わたしも母も、父の手料理を食べるのは実に20年ぶりくらいだった。
その横で、夫は気を遣ったのか否か、お味噌汁をおかわりしていた。

このできごとについて、「夫と久々に会えて嬉しくて手料理を振る舞ったのかなー?」と考えていたのだが、ちょっと違うような気がしてきた。

わたしはしょっちゅう、夫が作ってくれたおいしいご飯の写真を、母や弟、妹にメッセンジャーで送っている。わたしの夫は家で仕事をしていることもあり、平日ほぼ毎日ご飯を作ってくれるのだ。
そんなある日、弟の奥さんが「作ってもらいました!」と弟作のパスタの写真を家族全員に送ってきた。写真の中のカルボナーラは、なかなかおいしそうだった。
このような状況の中、今回、父の手料理が20年ぶりに登場したのは、
「もしかしてお父さん、わたしの夫や弟のように、自分は仕事だけじゃなくて家事もできるんだよアピールがしたかったんじゃないだろうか!」
と邪推をしてしまう。
そして、そんな父が、素直でいい奴だなー、と思えてきた。

きっかけはみんなに褒められたい、認められたい、という気持ちなのかもしれないが、自分は仕事をしていればいいと言わんばかりの父が母を手伝ったという事実はとても価値のあるものだと思う。
わたしはそんなことを狙って写真を送っていたわけではないけど、わたしの夫や弟がご飯を作るのを見て、父が「家のことは妻に任せて、男子厨房に入らず」みたいな古臭い形から脱皮しかけていると感じたのだ。
思わぬところから影響を受けて、人の考え方や行動が変わっていくのだなあと再確認させられた一件だった。

影響を及ぼす範囲というのは近い友達にとどまらないような気がする。
とても手が届かないような憧れの人だったり、ちょっと名前を知ってるくらいの出身地(学校)が同じ人だったり、ましてやインターネット上で書かれたものを見かけた知らない人だったり。
たぶん、中心から近い部分には大きな波が立つ波紋のように、その人が近ければ近いほど、自分の心に起こる波は大きいだろうけど、思いがけず遠くにも小さな波は届いている。
いいことも、悪いことも、そうやってどんどん伝わっていく。
自分の心に触れるものがあったら、それをじっくり観察してみて、真似したいものは単純に真似してみていいのかもなーと思った。
70歳の頭の固そうな地方在住のおじいさんである、わたしの父でも新しいことができたんだから、誰でも真似することはできそうだ。
そして、こういう影響の伝搬から、常識だったり、時代だったりが少しずつ変わっていくような気もする。
となると、信念に基づいた行動を随時公開することは、意味があるのかもしれない。
このブログも誰かの心に触れて、何かの行動を後押しできればいいなあなんて思った。

あ、今気づいたんだけど、お味噌汁の写真撮り忘れた!
きっと父は弟や義妹に「お父さん作だよ!」と写真を送ってもらいたかったに違いない。ごめんよーーー。
次回作に期待だ!

2014-05-18

元気になれる!女子が主役の推薦図書

今日は女子が主役の元気をもらえる本をいくつか紹介したい。
30歳を過ぎて自分を「女子」というのはちょっと厚かましくて恥ずかしいのだが、今日紹介する本の主人公は10代だったり、やたらエネルギーに溢れているので、これは「女子」と呼んでもいいでしょう!

7SEEDS(田村由美)
少女漫画の部類に入ると思うのだが、男女問わず友達から熱烈におすすめされた本。
ネタバレになってしまうのだが、現在のような形をとどめなくなってしまった日本で、サバイバルをしていく若者を中心とした約40人の話である。
とにかく、女性がたくましい。「虫が嫌い」という彼氏と対比されるやたらたくましい女子高生の花とか、グループを統率する建築家志望の蘭はもうかっこいいとしか言えない。
元警官の牡丹のいう女性はすべての人を見守りながら、サバイバル能力にも長けていて、新しい時代の「聖母」感すら漂わせている。
そんな中、気の弱い女子も、情けなかった男子も、だんだん強くなっていく。そして、一見強そうに見える人々の方も、人との関わりを通して新しい世界で生きることについて考えを深めていく。
人との関わりを通してトラウマや悩みを克服していく姿も心を打たれるし、原始時代のような日本との対比を通して現代社会への鋭い批判もしていて、読み応えのある作品だ。
未完なので、どういう風に終わるのかなあというところが非常に気になる。ちなみに同じ著者の『BASARA』もなかなか胸を焦がしますよーーー!


とりかえ・ばや(さいとうちほ)
時は平安時代、同じ日に生まれた異母姉弟が、自らの信念のままに性別を交換して生きていくことにするという話。
ふたりは社会的な性別を心の性別に合わせるのだが、男女の役割が明確に固定されている社会なので、もちろん苦難に巻き込まれていく。
とにかく話の展開が速く、「ええっ、そんな重大な決断を、あっさりと!」みたいなところもあるが、そのおかげもあってページをめくる手が止まらない。プロの技だ…
男として生きる姉の沙羅双樹の悩みも、女として生きる弟の睡蓮の辛苦も、なぜか現代女性に響いてくるものがある。社会における「男女平等」と「生物としての生殖機能」のバランスを取ろうとする、永遠に解決されなそうな問題がテーマとなっているからだろう。わたし自身、何度男に生まれたいと思ったことか!
現在Kindleでは3冊しか出ていないのだが、早く続きが読みたい。
これまた同じ著者の『子爵ヴァルモン』も気高く、強い女性が出てきてかっこいい。はらはらするけど。


総理の夫(原田マハ)
アラフォー女子(!)が日本初の女性総理大臣になるという話。彼女の夫の日記という形式で綴られた物語である。
作者の原田マハさんも述べている通り(インタビューへのリンク)、非現実的で、夢小説的でもあるのだが、それを補ってあまりある、読んでて気持ちよくなる文章の応酬である。
妻で総理の凛子の政策や、夫の日和の世の中の見方は、わかりやすいくらい現代的でリベラルである。古くさい人たちも、ふたりにつられてだんだん考えを改めていくし、凛子と日和の関係がどんどん強固になっていくところもなごむ。
私、すごく自己中心的な人間だと思う。自分のことばかり、考えてきた。
どうしたら、思うように仕事をすることができるか。どうやったら、誰にも邪魔されず、自分で決めた道を突っ走っていけるか。
とても正直に言うと、あなたは、私が自分の道を脇目もふらずに走っていくのに、ぴったりの伴走者だったのよね。
総理になって、家庭を顧みなくなったことを反省する、凛子のこの言葉にぎくりとした。「伴走」をどう捉えるかは人それぞれだと思うが、「自分の道を脇目もふらずに走って行くのに」というところがひっかかったのだった。
わたしも、夫や周りの人に感謝せずに突っ走ってる感がある。しかも自分の道と呼べるほど高い志を持っているわけでもない。なんとなく探検してみたい未開っぽく見えるところを好奇心のままに無計画に突き進んでいるのだ。みなさんつきあわせてごめんなさい…などと身につまされた本であった。男女同権とは、これまで伝統的に女性がやってきたものをすべて男性に押し付ければ果たされるというものではないのだ。


 
男性論(ヤマザキマリ)
ヤマザキマリさんの新刊キター!
以前も書いた通り、これまでのヤマザキさんの生き方から紡がれるエッセイは本当に面白いし、深いし、かっこいい。(過去記事:『ヤマザキマリさんがかっこいい!』)
帯には「波瀾万丈の男性遍歴」と書いてある。確かに、エキセントリックな詩人の子供を身ごもって、別れて、かなり年下の男性と子連れ再婚、という遍歴は相当波瀾万丈だけど、その事実よりもその経験を乗り越え、糧にしたヤマザキさんの物事の考え方の方がわたしの心を捉える。
とにかく、妻候補や浮気相手というセクシュアリティを要に女性を見ている、そんな男性の評価だけが女性の美の価値観であってはいけないと思います。それを念頭に置きさえすれば、もっと女性である以前の、人間としての人生が楽しくなるのではないでしょうか。
若いアイドルのような女の子を求める男性、さらにその美意識に合わせる女性に大して苦言を呈している。「他人に求められる」というのはわかりやすい指標ではあるが、それを目標にすると苦しいものだ。
自分に自分で満足するというのはなかなか難しいのだが、作者は「自分の鏡を持つこと」と説いている。周りを気にする日本人的にハードルが高い気がするが、持てるようになりたいものである。

2014-05-17

ブロードウェイで『オペラ座の怪人』を1ヶ月に3回見た人の記録 ※追記:2ヶ月ちょいで4回見ました

◆2014年4月19日(土) 14:00
待ちに待ったオペラ座の怪人の日である!
2週間前にチケット購入。この日はいい席が残っていたのだ。前から5列目くらいで、ちょっと斜めだけどまあいいでしょう!ちなみに110ドル。(手数料除く)

シャンデリアが近い。
しかーし、よく見るとプログラムに1枚の紙が。
「この回は、Jeremy Stolleという人がファントムやりまーす」
なんだとー!主役が代役とな!!
以前、MAMMA MIA!を見たときに、主役が代役でちょっと悲しい思いをしたのに(過去記事参照)またやってしまった…
しょんぼりしていたのだが、代役のファントムが圧巻の演技を見せてくれた。
クリスティーヌ役のMary Michael Pattersonも低音から高音まで声がきれいだし、脇を固める人たちのレベルも相当高い。
まんまと感動して、家に帰ってからロンドンの25周年のファントムを見た。

な、なんだこの素晴らしさはーーー!ファントムすごい!
(※追記:見られない方、すみません。こちらです。)
あれ?この声どこかで聞いたことがあるような。調べてみると、先日レミゼで見たジャン・ヴァルジャン役のラミン・カリムルー(Ramin Karimloo)さんじゃないですか!!なんなのこの表現力ーー!!!
そして、クリスティーヌ役の人の声も美しいし、喜怒哀楽を余すところなく表現する迫真の演技もものすごい。ロンドン、やるな…!!
すっかりとりこになって、結局、家のTVで食い入るようにして全編見てしまったのであった。ところで1日に2回同じもの見るってどうなの。
ついでに、ロンドンの25周年の音源を買った。ラミンさんのファントムを仕事中にヘビーローテーションである。


2014年4月29日(火) 19:00
先日の舞台には満足していたのだが、ファントムが代役だったのがものすごく気になっていた。
実は今年、ブロードウェイのオペラ座の怪人は25周年で、そんな記念すべき年に主役として抜擢された人がちゃんと見たい!
調べてみると、本来の主役の人はヒュー・パナロ(Hugh Panaro)という人らしい。いわく、ブロードウェイでファントムもラウルもやったことがあるとか。これは期待できそうではないか。
しかも、「5月3日でパナロのオペラ座の怪人は終わりです」とか公式サイトに書いてある。えええええ!急がなければ!!
そんな時にニューヨークに友達が来て、ブロードウェイでオペラ座の怪人を見ようかなーと言っていたので便乗した。
2日前にチケットを調べて購入。90ドル。席は前から15列目くらいだが、オーケストラのちょっと高くなっているところのすぐ後ろなので、割と見やすい。
わくわくしながら迎えた舞台。
……
……あれ?もしやマイク壊れてる??と最初心配になった。そしてその心配は彼特有の持ち味っぽいということに、2幕目でやっと気がついた。
特に歌い始めに声がめちゃくちゃ細い。最初の見せ場とも言える「The Phantom of the Opera」で「あれ??」と思ってから、最後までその違和感が消えることがなかったのである…
こちらは、ラミンさんの力強いファントムに慣れているというのもあって(たぶん30回は聞いている)、彼の表現しようとしているファントムがなんとなく違うなあと思ってしまったのだった。ネットで調べると、彼の名前とともに歌が良かった!と書いてあるレビューもあるので、この日調子が悪かっただけなのかもしれない。

こういう静かな曲は彼の繊細な声がいいかんじなのだが。(リンク)
あと、この日の舞台では、ファントムが出たー!という発砲シーンで、カチッという音がして終わったというアクシデントもあった。


2014年5月16日(金) 20:00
先日のヒューさんのファントムが5月頭で終わるというのを見たときに、
「5月13日からのファントムはノーム・ルイス(Norm Lewis)さん、クリスティーヌはシエラ・ボーゲス(Sierra Boggess)さんです」
とアナウンスがされていた。
…ん??シエラ・ボーゲス??
うおおおおおおおおお、わたしがすり切れんばかりに聞いているロンドンのオペラ座の怪人25周年公演のクリスティーヌの人ではないか!(=一番上にある動画に出ている女性)
さらにノームさんは「ブロードウェイで初の黒人ファントム!」とニュースになっている。しかもこれまた大好きなロンドンのレミゼラブルの25周年コンサートでジャヴェールをやっている人だということが発覚!


いやーこれ、ほんとにジャヴェールの存在感が半端ないんだよねーーー。(リンクはこちら)
ということで、今回は絶対に代役にならないように調べた。シエラさんはTwitterで「I'm doing Tuesday thru Saturday (No Monday or Saturday matinee)」と発言していて、Playbillのウェブサイトに、「ノームさんは毎日出てる」とある。
「TodayTix」というアプリで前日にチケットを購入。75ドル。T列、オーケストラの後ろから数えた方が早いような席だが仕方あるまい。

この席、上にMezzanineシートがせり出しているので、音の反響具合はめちゃくちゃいい。
ファントムとクリスティーヌが邂逅する場面から、地下水路に行って…というところの圧倒的な歌の力にすっかりやられた。これまでのはなんだったの?というくらいの差があった。
3回目にして、この演目はクリスティーヌ役の人の負担がものすごいということに気づいた。もちろん、どの役の人も大事だけど、クリスティーヌは出番が半端なく多い。多いし、歌のキーはめちゃくちゃ高いし、最初のバレエっぽい動きから、歌、ファントムやラウルとの絡みまで、大変だ。それらを完璧にこなすシエラさんは、もうさすがだなあとしか言いようがない。
逆に言うと、ファントムは出てこないシーンも多いので、出てきたときにどれだけ印象を残せるかが鍵なのかもしれないと感じた。ノームさんのファントムは、最後の部分でものすごく荒っぽく、子供っぽくなる。それがクリスティーヌとの対比で「愛を与える人」と「愛されたい人」を表現していて、感動せざるを得ない。
しかしだ。完璧な演技を、オーケストラが台無しにしかけているように感じた。速い!速すぎる。
いわゆる聞かせるところの「The Music of the Night」とか、「All I ask of You」とか、動きが多い「The Point of No Return」はもうちょっと速度を落としていいんじゃないかなあ。特に「The Point of No Return」ではオーケストラが速すぎて演技が追いついてなかったように見受けられた。
あと、残念だったのは、後ろの方の席だったから、おしゃべりしてる人とか、咳や咳払い、スペイン語のオーディオガイドの音が大きすぎる人がいたことだ。
さらに、ラウル役の人が代役だった。もうラウル役の人は過去2回見てるからいいんだけど、ここまでファントムとクリスティーヌが素晴らしいと、スタメン&いい席で見たいなあと思ってしまうのであった。
DVDになったら絶対買う。25周年なのでお願いしたいところである。


とりあえずロンドンの25周年は素晴らしいので超おすすめ。

ロンドンかーと今のキャストを調べてみたら、アルゼンチンで勉強したというファントム役の人が気になり始めてしまった。


なかなか実際の舞台の動画が出てこないあたりも気になる。(リンクはこちら)
気になるではないか…行っちゃうか?ロンドン。行っちゃうのか…?

ともあれ、相変わらず、はまったものには自ら進んでずぶずぶ行くという性格を再確認した。
ああ、ミュージカル沼が見える…


◆◆◆◆◆◆
過去の参考記事
『レ・ミゼラブル初日プレビュー公演を観てきた!』
『MAMMA MIA!でブロードウェイ観劇デビュー』

※この他にも色々見てるのに、あんまりブログに書いてないなーということに気づいたので、今度チケットの購入から情報サイトまで、色々まとめようと思った。

◆◆◆◆◆◆
(2014/6/28追記)

2014年6月27日(金) 20:00
う、うっかり最前列が取れたので行ってしまった…かなり斜めだったけど。99ドル。

わーシャンデリアが目の前よー。オーケストラピットものぞけるわーーー。
かなり斜めなので、ファントムが鏡の中に登場するシーンとか、見えないところもあったけど、4回目なので仕掛けとかオーケストラとかを見ながらお話も、という楽しみ方ができた。最前列なので、音がばっちりなのもあって、なんだかいつもより英語が聞き取れた気もする。しかし、隣に座っていた日本人らしきおばさまふたりは「見えない!前過ぎたわねー」とちょっと不満そうだった。
相変わらずノームさんとシエラさんの歌と縁起が素敵だった。あと、前回「オーケストラ速すぎ!」と書いたけれど、だいぶ息が合ってきている感じ。同じキャストでも時間経過によって全然変わるんだなあ、というのを体験できたのでよかった。
…けど、やっぱりこれはミュージカル沼にはまっている気がする。

この日もらったPlaybill(キャストとかが載っている冊子)はプライドバージョンでした。

でもって、中にはノームさんのインタビューが!きゃーーー。
ファントムは絶対にやりたい役だったということや、若い頃は歌うことや演じることにそこまで惹かれていなかったことなどが語られている中で、ふと気になったのは、「オーディションのときのノームさんは、非常に集中していて、エロティックだった」という監督の言葉が書かれていたこと。
それを読んで、「こんな大物でもオーディションやるんだ…」というのにびっくりしつつも妥当なのかもな、と思った。
ブロードウェイのレベルはそうやって保たれているのかもしれない。

ちなみにこのPlaybillによると、最近ノームさんは月曜日は出ていないそうだ。行かれる方はお気をつけてーー。


◆◆◆◆◆◆
(2014/9/4 追記)
ノームさんは、来年2015年1月末まで契約を延ばしたそう。
シエラさんの後任は以前クリスティーヌ役をやっていた、マリー・ミシェル・パターソンさんだそうです。

Tony Nominee Norm Lewis Extends Run in THE PHANTOM OF THE OPERA; Sierra Boggess' Successor Announced

27周年公演行きたいな…

2014-05-11

セントラルパークのジャパンデイへ行ってみた

いつになったら終わるんだよーー!という長きに渡る冬を越え、やっとニューヨークにも暖かい日がやってきた!
…というか、ここ2日ほど、摂氏27度くらいである。春通り過ぎて夏になっちゃうんじゃないの!?と不安に思っている。春よーーー遠き春よーーーーー
こうなると、ニューヨーカーたちはセントラルパークの芝生の上で裸同然の格好で日焼けにいそしんでいる。ラップトップを叩きながら日光浴をする人もいて、なんとも言えない気持ちになった。

そんな炎天下の中、セントラルパークで行われた「Japan Day」というイベントへふらりとでかけてみた。
ジャパンデイとは、

「Japan Day @ セントラルパーク」は、1) 日米文化交流の促進、2) ニューヨークへの感謝の表意、3)日系コミュニティ内の連携強化、という三つの目的のもと2007年にスタートした、日本文化紹介のイベントです。
開始当初より、在ニューヨーク日本国総領事館様をはじめ、ニューヨーク日本商工会議所様や日本クラブ様、多数の日系及び米国企業の皆様、そして個人ボランティアや来場者の皆様からの温かいご支援とご協力により、毎年恒例のイベントとして着実に地元コミュニティに浸透して参りました。
昨年5月に開催された第7回目のイベントでは、日本文化紹介のアクティビティテントやステージパフォーマンス、そして日本食のフードテントを実施し、約4万5千人の来場者をお迎え致しました。
2014年のイベントでも、皆様が楽しみながら有意義な日米交流を図ることのできるよう、工夫を重ねて参りたく存じます。
(Japan Dayサイトより抜粋)
というイベントだそうだ。(手抜き)
最後の「有意義な日米交流を図ることのできるよう」っていう日本語がもぞもぞしますが、いってみよう!

こちら、JRが出していたブース。なにやらくじ引きをやっていた。
新幹線の模型に興奮しているのは日本人の子供が多い。
何やらパンフレットが配られていたので持ってきた。

えっ、時刻表…!?

!! 中を開いてもかなりガチな時刻表だった…これ、日本人でもよくわからない人がいるんじゃないだろうか。
こんなガチなものをパンフレット風に配っちゃうJRの方たちの電車愛が感じられて微笑ましい。一応一番後ろに切符の種類とかについての案内が英語で書かれていた。
しかし、JR東海発行ながら、成田エクスプレスや東日本の新幹線、長距離列車の時刻表もついているあたりがよい。これで次回帰国時に新型新幹線乗ろう。うふふ。
…あ、気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、わたしは新幹線大好きです。うふふ。

見えるだろうか。歌舞伎役者のような隈取りをしてくれるフェイスペイント。
おかげで顔だけエドモンド本田(一応リンク…)のような人がいっぱいいた。

こういうイベントでは絶対見かけるコスプレの人。
チャンバラのようなことをやっていたのだが、ドラゴンボールの悟空って武器持ってなかったような…?あ、如意棒??

今や誰もNHKのキャラクターだと知らないが、大人気っぽいドーモくんと写真が撮れるサービス。

その他、イベント会場では無料の食べ物のサンプルが配布されていた。

伊藤園のお茶が配られていたのでもらった。
伊藤園といえば「おーいお茶」なのだが、配られていたのはミルクティーと、抹茶ミルクティー。甘い。甘いもの好きなアメリカ市場を狙っているのだろう。

在庫は豊富。余るんじゃないかとちょっと心配になった。

お茶以外の食品サンプルのブースは、どこも長蛇の列!さすが世界に誇る日本食だ。
このお好み焼きのブースは、並んだ友達によると45分待ちだったそうだ。
それだけ待ったにも関わらず、子供の手のひらサイズのお好み焼きをもらっただけという…御愁傷様です。

その他、スナックやお味噌汁、餃子、ラーメンのブースを見かけた。
お味噌汁のブースには「11:00から並ぶの開始、11:30から配り始めます」とか書いてあるし、ラーメンのブースは、並ぶのやめて一風堂(たぶんニューヨークで一番混んでるラーメン屋さん)行った方が早く食べれるんじゃ!?ってくらいの列だった。
一見したところ、食べ物系のブースは設備がしょぼくて、供給が需要に追いついていないようだった。日本の縁日の屋台のような、大きい鉄板とかお鍋とかで作っているのではなく、小さい調理器具をいくつか並べて狭いブースの中で作っている。
お金をもらっているわけじゃないし、年に1回のイベントのために設備は整えられないんだろうなあとは思うのだが、なんとも微妙な気持ちになった。隣に有料屋台を出したら儲けられそうである。

あまりの人の多さに、滞在時間30分ほどで退散し、散歩をして芝生の上でごろごろした。

セントラルパークに咲いていた藤っぽい花。(においは藤だった)
地面を這っているとなんとなくありがたみに欠ける。藤棚ってすばらしい文化だなあということに気づかされた。

チューリップも満開。奥にあるのはツツジっぽい?いやー春ですね春!

ともあれ、やっと冬が明けたことがおめでたい。
このまま、しばらく穏やかな過ごしやすい天気が続くことを祈って、珍しく週間天気予報を見てみた。

(出典:Google先生)
……
明日からずっと雨ですか……

2014-05-04

父親が入院してみて思ったこと(超雑感)

父が突然入院した。
具合が悪いと外来にかかったその日のうちに手術をすることが決まり、そこから入院。大した病気ではないらしく、1週間くらいで退院できるのそうなのだが、少なからず驚いた。
母から突然「父が手術しました」というLINEが来て知ったくらいなので、日本へは帰っていない。

今回のことでの妹の活躍っぷりったら半端ない。
父がいない間、家や父の会社のことをいろいろ手伝ってくれた。
妹は実家を出ているのだが、比較的実家に近いところに住んでいる(田舎の「比較的近い」なので車で1時間以上はかかる)。
今回、たまたま妹が仕事をやめる直前だったので時間の工面がつけやすく、実家を手伝うことができた感じである。
看護師なので病気についても説明してくれるし、病人(父)の扱い方もうまい。
ちなみに弟は日本の大企業に勤めているのだが、休日出勤、深夜残業、なんでもござれな感じで忙しい。(お給料はよさそうなので、ブラック企業なのかはわからない)
でもって私はニューヨーク…
妹が「お姉ちゃんとお兄ちゃんが遠くに住んでるから、わたしばっかり手伝わされた!」と文句を言うのも仕方ない。
そんな頼れる妹は、今年の夏からしばらく留学する予定である。
妹が遠くにいる間、実家の両親に何かあったら!?と考えたら不安になってきた。

今後、親が体調を崩す可能性はどんどん上がるだろう。
そんな中、「東京の大企業で働く」とか、「ニューヨークで働く」っていちばんいい選択肢なのだろうか?
さらに、子供が生まれたらどうだろう?
突然父が死んだら?会社や残された母、実家はどうする?

わたしの実家は東京へ新幹線通勤ができる場所だし、夫の方の家族のことをあまり考えなくていいのでまだましな方なのかもしれないが、30歳を過ぎてやっとややこしい家族や社会についてまじめに考えるようになった。
その中で、「東京近郊に住んで、都心で大企業に勤める(転勤のおそれあり)」というモデルは、仕事内容に対してお給料はいいかもしれないし、明日食べられなくなるという心配はあまりしなくていいけど、田舎の実家のことを考えると、柔軟性のなさがなんだか違うなーと思い始めたのである。
それにひきかえ、看護師の妹の柔軟性ときたら!例えば今回のように親の具合が悪くなったら面倒を見るためにちょっと仕事をやめて、またどこかに戻るということが可能である。「手に職」は強すぎる!

実は、妹は兄弟の中では学校の成績が悪く、「職にあぶれると困るから」という周囲からの強い勧めを受けて看護師という職業を選んだという経緯がある。
そこそこ成績が良かったわたしと弟は、周囲にいろいろ言われることなく進路を決め、田舎を脱出して東京の大企業に職を得たわけだが、こういう事態にはなんの役にも立たない。できるとしたら多少の金銭的援助くらいである。
しかし、日本のすばらしい皆保険制度のおかげで、今回は金銭的援助は必要なかったし、お金で解決できないことがたくさん顕在化した。そうなると、わたしと弟の進路は、正しい選択だったのだろうかと考えずにはいられないのである。
(とかえらそうに書いていますが、しょせん田舎レベルなのですみません…)

父はもう70歳を超えているのだが、まだ働いているのもあって、現代の同年代の人たちと同じように元気に見える。
しかし、年に数回しか会わないようになってもう10年ほど。会うたびに、記憶の中にいる「一番一緒に時間を過ごした頃の両親」の姿と比べて、「あれ?なんだかお父さん(お母さん)、疲れてるのかな?」という違和感を覚えていたのだが、きっとそれは老いなのだなーということにやっと気づいた。

声に張りがないとか、
顔色が前よりよくない気がするとか、
父が食事を気をつけなければいけなくなってるとか、
母が車を運転しなくなったとか(事故を起こしてやめたらしい。電動自転車をあげました)。

別に「親孝行しなきゃ!」とかはあまり思ってないのだが、70歳男性の平均余命が15年と見ると(ソース・厚生労働省)、ちょっと考えさせられる。
1年に2回しか会わないとしたら、あと父と話せるのは30回ほどだ。
実際話してみると、そんなにおもしろくないし、間が持たないことも多々あるんだけど、30からカウントダウンしていくと、1回1回を大切にしなきゃって思うものなのかもしれない。
そして、たいてい、カウントダウンの終わりは突然訪れるものだ。

とりあえず次に帰ったときは、ちょっとした退院祝いとともに、「いろいろありがとう」くらい伝えてみようかな。
ちょびっと恥ずかしいけど。

あと、家族できちんと話そう。これまで、「すぐ会えるよね」と思って、将来のことをちゃんと話したことがなかったのだが、遠くに住む者として、そのくらいはきちんとするべきだろう。
母と妹には温泉旅行でもおごって感謝の気持ちを表さなければ!


◆◆◆
関連過去記事
『今、日本の地方都市がアツイ』

2014-04-27

北米初上陸!ニューヨークの猫カフェへ行ってきた!

The smallest feline is a masterpiece. 
猫はどんなに小さくても、最高傑作だ。 −レオナルド・ダヴィンチ
ニューヨークに4日間という期間限定で猫カフェがオープンしたという話を聞きつけたので、猫好きとしてもちろん行くことにした!
ところで、心から同意したくなる冒頭の名言だが、原文が見つからない。「ダヴィンチさんが英語で言うわけないだろう!」と心からつっこんでおいた。

北米初上陸らしい猫カフェだが、「PURINA ONE(ピュリーナ・ワン)」というキャットフードの広報のための企画だそうだ。

10時開店ということなので、「ちょっと早めに行こう」と、9時50分くらいに現地へ。

うえええーー開店前なのに、めっちゃ並んでるんですけどーーー。
これは列の半分くらいで、ここから折り返してさらに倍の人が並んでいた。みんな何時から来てるのーーー。
スタッフの人に「どのくらい待ちますか?」と聞いたところ「Four hours」とさらっと言われる。
four hoursって、やっぱり4時間?それともfor hoursで数時間ってこと??
微妙な英語力を発揮してもう一度聞いたところ、「Four to five hours」と言われた。やっぱり4時間なんですか!
夫との間に、「どうする…?」という空気が流れた。当然、4時間と聞いて列を抜けていく人も多数。
しかし、「期間限定だし、猫好きだし!」ということでわたしたちは覚悟を決めた。
わたしはKindleを、夫は3DSを持ってこなかったことを激しく後悔した。(周りにやってる人がいっぱいいて、すれちがい通信の機会を逸したのである)

カフェの目の前には、動物の保護施設の運営団体のトラックが止まっていた。
こ、この中にもいっぱい猫がいるんじゃないの!見せてーーー!と思ってしまった。

1時間くらいして、やっと猫がいるスペースがのぞける場所まで来た。
まねき猫のように鎮座する、白い美猫様が!!

さらに1時間後、窓の正面まで来られた。
ここまで来ると、いろんな猫が外から見られて楽しい。

窓の前からの熱視線も気にせぬ猫様。それでこそ猫様!

中には獣医さんが常駐していて、猫の様子を定期的に確認しているようだ。

ところで、猫好きなのか、それともお祭り気分なのか、猫グッズを身につけている人が多い。

猫リュックのお姉さん。

ちょっと見づらいけど、このお姉さんもゴブラン織の猫リュック!
さらにこの人は、猫柄のスカートに、猫ヒールの靴だった。写真が撮れなくて残念…
豹柄を身につけている人もやたら多かった。ネコ科つながりだろうか。

そして待つこと本当に4時間!入店!!!

無料のコーヒーとお菓子が振る舞われる。

壁に書かれたメニューも猫を前面に押し出している。

もちろん噂の「cat'achino」を注文。
猫のラテアートかわいい!あれ、でもこれカプチーノ?

よく見ると、マグカップも今回のこのイベントのために特別用意したようだ。お金かかってるなあ…
キャットチーノは、その場でお豆をひいてたしオーガニック牛乳のおかげか、とてもおいしかった。
飲み干してから、いざ、戦場へ行かん!

猫たちのかっこいい写真がお出迎え。
右下の子は里親が見つかったようで、「adopted」というシールが貼ってある。

ざっと見たところ、半分くらいの猫が引き取られたようだった。
また、わたしたちが猫ゾーンにいる間にも、3匹の猫が引き取りの手続きをやっていた。
里親になった人が猫を連れて外へ出て行くとき、周りからは「Congraturations!」という声と温かい拍手が送られていた。

おやおや…

第一猫様、発見!

おもちゃは中にいくつか置いてあり、好きに使うことができる。

この子はずーっと眠っていた。かわいい…
外から激写するおばさま。通行人も人だかりに思わず足を止めていた。


猫カフェ内部の様子は、インターネットで生中継されていた。
(切れちゃってますが、上の写真の猫の上にカメラがあります)

キャットフードに隠れる子。Mamma Miaちゃんという名前らしい。

暗いゾーンで寝ている猫様。邪魔してごめんよー。かわいすぎてつい…

Freddyちゃんという猫様。まるっとしてて、ふてぶてしい。

周りにどんなに人がいようが、ごろんとしてしまうFreddyちゃん。
近くにいたおばさまが、「He is my favorite!!!」と言って、スタッフの人に里親について相談していた。たしかにかわいい…

…と、Freddyちゃんにつれなくされたので、他の黒猫様で寂しさを紛らわす里親候補のおばさま。

この写真はわかりづらいのだけど、柱の向こう側はキッズコーナーで、子供連れはそちらに誘導されていた。スタッフの人が常駐していた。

動画を撮る夫と対峙する猫様。

あっという間に制限時間の30分を過ぎてしまい、後ろ髪を引かれつつ、猫カフェを後にしたのであった。

ニューヨークでマーケティングの仕事をしている人に聞いたのだが、ニューヨークは広告費が高いので、例えば1ヶ月どこかに看板を出すよりは、数週間、期間限定でカフェをやった方がいい、と言われているらしい。
カフェ自体も売り上げが出るし(今回の猫カフェは無料だが)、メディアで話題になる可能性も高い。単なる看板に比べて、広告効果が高いというわけだ。

今回の猫カフェは4日間限定だったのだが、こんなに人気があるなら常に猫が愛でられるカフェがあればいいのになあー…と単純に希望してしまうのだが、どうやら飲食物を出すエリアと猫がいるエリアは分けなきゃいけないという法律があるっぽいので(WSJのニュース)、テナント料金が高いニューヨークだと、収益化が難しいかな…という感じもする。

こちらの記事によると、サンフランシスコやオークランド、バンクーバー、トロントで猫カフェ開店計画があるようだ。

America's First Cat Café is Popping Up in NYC This Week (EATER)

いったい、どの都市に北米初の常設猫カフェが開店するのか!
北米の猫好きの夢は始まったばかりである。


(2014/5/5 追記)
猫カフェの動画です!! #日本語よ



(2015/1/13 追記)
ついにニューヨークに猫カフェができました!!
Meow Parlour