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2018-10-22

『朝が来る』読書感想文 〜つらいフィクションは現実の鏡〜



特別養子縁組を題材にした小説『朝が来る』を読んだ。最近、養子を迎えたところ(試用期間中)なので胸に迫るものがあり、文章にしてみることにした。(noteに書いた文章の再掲です)

ひとことで言うと「つらい」

解説には、「このラストシーンはとてつもなく強いリアリティがある。」と書かれている。しかし、この解説にはあまり同意できない。いい意味でドラマ感満載のラストシーンより、そこに至るまでのふたりの主人公、養親の佐都子と実親のひかりの境遇があまりにもリアリティに溢れていて、それがつらかった。


仕事から不妊治療、養子を検討するまで

たぶん、わたしの友達や30代中盤から後半の人がこの本を読んだら、佐都子に感情移入する人が多いかもしれない。仕事は楽しい、夫とふたりの生活もエンジョイしている。結婚◯年、気づいたら子どもがいない。これでいいのかと考えて、子どもがほしいと思い、不妊治療を始める。最初、夫は協力的でない。悩んだ挙句、高度な治療を始めて、結果に一喜一憂する。実家が心配と称して干渉してくる…

あー、書いててつらい。リアルすぎる。特別養子縁組に至るまでの佐都子夫婦の境遇は40代の足音が聞こえてくるわたしの周りで起きていることそのものだ。
特別養子縁組に至るまでの部分は経験した人は少ないかもしれないが、こちらもやっぱりリアリティに溢れている。特に、支援団体の説明会が迫真の描写と言える。会場の重苦しい空気、40代以降が中心の参加者、みんな不妊治療で追い込まれている、養子は「普通の家庭」からはやってこないという説明。ちなみに本作では割愛されていたが、現実では説明会の後でこれまた厳しい(団体による)審査があって、期待値が低い不妊治療ギャンブルとはまた違う、人にジャッジされるつらさもあったりする。


妊娠で追い詰められる若い女子

一方、中学生で妊娠して、子どもを産むことになるひかりの人生は、なかなか想像しづらいかもしれない。しかし、14歳以下の妊娠は30年前に比べたら増えているし(2015年で年間42件)、中絶数も変化していないそうだ。

本人の意思も確認せず、娘の妊娠を受け止められない母親が段取りをして、妊娠の事実がばれないように遠方の支援団体へ行かされる。出産した子どもを佐都子夫妻に託し、元の生活に戻ろうとするが、子どもの父親である彼氏はなかったことにしているし、高校受験にも失敗。家族との関係は悪化の一方で、高校在学中に家出してしまう。信頼できる人が誰もいない場所で、未成年のひかりはどんどん追い詰められていく。実子を託した佐都子が武蔵小杉のタワーマンションで幸せな日々を送っているのとは対照的で、若年妊娠の問題点を突きつけてくる。


フィクションだと知っておいてもらいたいこと

リアルだと言い続けたこの作品だが、すべての特別養子縁組がこうではないというところはつけ加えておきたい。特別養子縁組の支援団体は厚労省に届け出たところだけでも29あり、それぞれ方針が違う。

・ひかりが出産後、赤ちゃんを1回しか抱っこできなかった
・ひかりが佐都子の住所を知らされていなかった
・養親登録をしてからは避妊する、不妊治療をやめる必要がある
・養親登録にあたって、養親側の事情を考慮する(作中では、「個々の事情への対応を検討」と団体の人が言っている)
あたりは本当に団体によって異なるので、書き添えておく。


つらいフィクションは現実の鏡

作者は「報道やノンフィクションでないからこその、小説だから描けることというのもあると思うんです」と話しているが、本作はほとんど現実だ。だから読んでいてつらい。今日も日本のどこかで、子どもができないことで親族から責められる人、不妊治療の経過に一喜一憂する人、予期しない妊娠をしてしまった人とその家族がいる。彼らと子どもが幸せになれるように、後悔のない選択ができることを祈るばかりだ。

2018-10-04

3人家族になりました(試運転中)


産んでないけど、家族が増えました!

生まれたばかりの男の子が、わが家にやってきた。子育てはしたい。でも時間とお金とストレスがかかる妊活にはテンションが上がらない。そんなわたしたち夫婦は、最近、特別養子縁組の支援団体に登録したばかりだった。法律で定められている6ヶ月の監護期間を経て、実の家族になる予定だ。

特別養子縁組で子どもを受け入れるためには、法律で定められたそれなりのボリュームの研修を受ける必要がある。研修の科目を見てもらうと、妊娠したときに受ける両親学級とはけっこう中身が違いそうな感じがする。

【養子縁組里親研修の内容】
  • 児童福祉論(講義) 
  • 養護原理(講義) 
  • 里親養育論(講義) 
  • 発達心理学(講義) 
  • 小児医学(講義) 
  • 里親養育援助技術(講義) 
  • 里親養育演習(講義・演習) 
  • 養育実習(実習) 


(参考 厚労省



子どもの持つ「よい環境の中で育てられる」権利や、保護者の養護を受けられない子どもを社会的に保護する「社会的養護」についても学んだ。

「養子を育てる」と伝えたときに、「自分で産んだ子をかわいがれないなんておかしい」と産みの母親を非難をする声がたまにある。もちろん、その妊娠が幸せなもので、生んで育てたいという人がいたら、その意志を尊重するように行政がサポートすることはとても重要だ。でも、そうじゃない妊娠・出産はどうしても発生してしまうだろう。その中で生まれた子どもと実の母親が幸せになるために、養子縁組というのは選択肢としてあるべきだ。


今回、急に育休を取ることになったが、友人や会社の人たちのサポートが手厚くて、感謝しかない。たくさんの人たちが祝福してくれたし、わたしたち夫婦の決断を勇気あると讃えてくれる声もあった。ベビーグッズもたくさんもらった。哺乳瓶とおむつくらいしか買ってないよ本当に。

また、養子縁組をすると伝えたときに、「今まで誰にも話したことないんだけど」と前置きをして、自分の家族について話してくれる人がたくさんいたことも印象的だった。

「子どもがいないことを気にしていて、夫婦で養子縁組について考えたことがあるけど、うまくいかなかった。だから応援したい」

「経済的な理由で一番下の子どもを中絶しようと思った。でもとても立派に成長したので、やっぱり育ててよかったと夫婦で話した」

こんな話だ。割と仕事で成功しているおじさまたちからこんな話を聞いたので、そんな悩みがあったんだと驚いた。子育てについて思うところがあるのは子育て世代だけではないのだと気付かされた。「わかりあえる」と言ったら失礼かもしれないけど、目指す社会の姿を共有することはできるかもしれないと思った。


正直、まだ実感がわかないし、「息子」と呼ぶのもなんとなく気恥ずかしい。重い責任がのしかかった感もある。でも、毎日新しい発見があって、それを大好きで尊敬しているパートナーとわかちあうのはとても幸せだ。ここに至るまでの義実家とのバトルを忘れるくらい、充実した時間が流れていく(遠い目)

わたしの人生を記した本があったら、新しい章に入った気がする。章のタイトルはまだない。

2015-12-16

選択型夫婦別姓への道が遠くて悲しい

悲しすぎて筆ならぬキーボードをとりました。

夫婦別姓認めない規定 合憲判断も5人が反対意見(NHKニュース)

女性裁判官は全員が「違憲」意見 夫婦同姓の合憲判決(朝日新聞)


違憲判断(+損害賠償)は難しいだろうとは思っていたけど、15人の裁判官のうち、実際に改姓のめんどくささを実感したであろう女性が3人しかいないというところに日本社会の縮図を思う。

判決をひかえて、ソーシャルメディアにも「夫婦別姓」の文字が飛び交っていた。わたしは「選択型」だったら別にいいじゃん、というかお願いします!と思っているのだが、それでも反対する人が多いことにびっくり…というか、ほとんど悲しい気持ちになった。反対派のよくある主張にわたしの考えを書いておきたい。



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よくある言い分① 家族の絆が壊れる


苗字が同じということがどの程度家族の絆を保つのに役立っているかというところに大きな疑問がある。苗字が離婚への抑止力になるというのなら、これまで同姓だったけど離婚する人が3割いるのはどう説明をつけるんだろう…

そもそも、結婚した時点で離婚はしたくないものだし、それでも離婚に至るにはやっぱりいろんな問題があると思うので、それに対する苗字の因果関係はどうしても見出せないのだった。


よくある言い分② 同じ姓にしたくないなら結婚するな


この主張はとっても新鮮だったし、そういう観点で結婚を捉えたことがなかったのでけっこう考えさせられた。わたしは「この人と一緒に生活するためには結婚という手段が一番合理的」という理由で結婚した。同じ苗字になるのは本当に余計な必須事項なんですが…

これは「結婚=同じ姓を名乗らなければいけない」という決まりに疑問を持たない、とっても優等生的な主張だと思う。


よくある言い分③ 子供の名前はどうするの?きょうだいで名前が違うの、混乱するでしょ


子供がいないわたしが言ってもまったく説得力がないが、社会に夫婦別姓、子供ごとに苗字が違うという状況が広がったら、大した問題じゃなくなるんじゃないかなと思う。大人は事情がよくわかっているし、子供には「両親には生まれたときの苗字があって、それをそのまま使っているだけなんだよ。あなたの苗字はどちらからとったんだよ」と説明すればいいだけのような気がする。その上で、子供がどちらかの苗字にしたいという自覚が芽生えたら、変えられるような制度にしておけばいいんじゃないかなと。

あるときTwitterで、旧姓で仕事をしているという女性が、「子供への影響はないんですか?」と同じく結婚されていて子供がいる女性に質問されていた。その方はおそらく5歳くらいのお嬢さんがいらっしゃるのだが、「子供にはお母さんには結婚前の名前があって、それを仕事で使っていると説明してます。子供もうっすらわかってるみたい」と答えられていた。


よくある言い分④ 一部の人が必要としている制度のために、法律を変える必要なんてあるの?


これも新鮮だった。先進国はマイノリティを受け入れて発展していくものだと思い込んでいたからだ。利便性(?)や多数派の主義主張のために(?なのかな、よくわからない)、マイノリティを切り捨てていい、ってそれこそ憲法で定められている基本的人権の尊重はどうなんだ(今回合憲って言われてたけどね!)。

あと、「法律を変えるのは大変だから、通称でも通る世間を作るのが先決」という意見もきたのだが、これは鶏と卵だと思う。そんな世間を作るのにはやっぱり法律が変わってくれないとめんどくさい、というのが苗字を変えなきゃいけないという社会的圧力の下に置かれることが多い、いち女性の意見である。


よくある言い分⑤ 名前だけで仕事してるのか?それこそ周囲に説明すればいいじゃん


以前、「結婚して名前が変わったと言ったら、まわりはみんな祝福してくれた。不便を感じません。だから夫婦別姓はいらない」というある女性政治家の主張を見たとき、絶望を覚えた。いや、結婚した、って報告したらふつう祝福するでしょう…

もちろんできる範囲の周囲には説明している、というか、通称は旧姓だけど、公的書類は新姓です、とあらゆる場面で説明せざるを得ない。が、結婚したときはいいけど、不幸にも離婚することになったらまたもや説明しないといけない。そのとき自分がいやな思いをするのはもちろん、周囲の人だって、ちょっと申し訳ない気分になるんじゃないだろうか。離婚に至るまでの決断は当人にはつらいものだし、それを無神経にほじくり返すようなことするの、気まずい。

ここで、「離婚を前提にするなんて家族の絆を考えてなくてけしからん」という声が聞こえてきましたが、上にも書いたとおり、離婚したくて結婚する人なんていないし、離婚には相応の理由がある。そのときのダメージを減らすように法整備をすることは意味があることなんじゃないだろうか。(そもそも結婚でももろもろの事務処理とかのダメージがあるわけだが…)


よくある言い分⑥ 本人確認に支障が出る。犯罪捜査とかどうするの?


マイナンバー&戸籍謄本があるじゃないですかー☆ 苗字が同じだからというのは確かに一定の歯止めにはなるけど、現状でもサトウとかスズキとかたくさんいる苗字の場合はどうなんだ、という気がしないでもない。あと犯罪捜査については、日本の警察と最新の科学捜査はそんなにザルじゃないと信じている。

ちなみにわたし、パスポートは旧姓表記をしていて基本的に日常では旧姓を使っているんだけど、日系の飛行機に乗ると、隣に座っている夫と予約時の苗字が違うので、「ご一緒じゃないですよね?」とよく言われる。これ自体は大したことではないけど、こういう「思い込み」も、「別姓の夫婦がいる」という認識が広がればなくなっていくと思う。


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結婚して相手の名前になることに幸せを覚える人がいるのも確かだし、そういう人はそういう道をこれからも選べばいいと思う。だからこそ「選択できるようにしよう!」と言っているわけである。

最高裁は「国会で議論してね」と言ったわけだけど、今の超保守な国会じゃ無理だろうな…と未来を悲観してしまう。しかし、「保守」って、過去を守って、未来はどうするつもりなんだろうね。いつも疑問だ。

渋谷区あたりが「夫婦別姓証明書」を出してくれたりしないかな、と希望の光をむりやり見出して生きていきたい。



追記1:
友人のアメリカ人、カナダ人女子にこのニュースを送ったら、
「はあ?なんで?」
「(アメリカ人女子がこの記事を見つけて)保守派が家族の絆が壊れるって言ってるらしいよ…」
とドン引きされました。

追記2:
さらにこのニュースを見かけた友人のスペイン人女子からは「大丈夫!将来はきっとよくなるから元気出して!」となぐさめられました。スペインの双方の苗字をくっつけて使う方式いいよなあ。あれもお父さん方のやつが残っていくシステムだけど、まったく消えちゃうよりずっとましよねえ。

2014-06-28

やっぱり日本の地方都市最高

黒川温泉へ行ってみた!
ひとことで言うと、本当に行ってみてよかった。なかなか行きづらい場所にあるのだが、それを逆手に取ったとも言える秘境っぽさやこじんまりとした小ぎれいな町並みも相まって、「これはわざわざ来る価値があるなあ」と思わされる。

顔湯。温泉の湯気がもくもく出てくる。もちろんやった。

黒川温泉には入湯手形というのがあって、これを買うといろんな旅館の温泉に入ることができる。
手形は輪切り(?)にされた木に焼き印が押されたもの。上の写真は使用済みの手形が絵馬として神社に奉納されている様子である。見た目もきれいだし、からんからんとぶつかる音も小気味よい。

今回お世話になったのは「のし湯」というお宿。
自然がいっぱいのお庭の中に、露天っぽい家族風呂が何種類もあって楽しい。

お部屋は和室なんだけど、入ってすぐのところにはテレビが見られるソファーがあった。
お部屋のしぶさは昔の文豪がこもって小説執筆してそうでいいかんじ。

この写真だとあまりよくわからないけど、部屋にも石風呂がついていた。
いっぱいお風呂があったので、部屋の石風呂は足湯だけしてみた。なんという贅沢!

このお宿で働いている人には若い人が多いように見受けられた。
受付の人や、配膳をしてくれる人も若い人。中ですれ違う人も若い…というか、同年代。30代中盤くらい。温泉によっては働いている人の高齢化が進んでいる場所もあるので、おもしろいなあと思った。(それはそれでいい味が出てたりするけど)
ひなびた温泉街だった黒川を立て直したのは、若い人たちの力だという話を聞いたことがある。旅館同士で競い合うのではなく、街全体で場所を盛り上げて行こうとする取り組みが機能しているのをひしひしと感じた。
きっと、若い人たちのアイディアや試みを、上の世代の人たちも喜んで取り入れているのだろう。場所としての魅力が増して、働きたいという人が集まって、どんどんその場所が盛り上がっていく。今後、働く人の年齢がどんどん上がっていくという日本で、黒川温泉で起こったことは結構いろんなところで参考にできるのかもしれない。

ところ変わってこちらは本州の田舎。
新しい新幹線ーー!!静かだし、中は清潔だし、揺れもほとんどなくて乗り心地最高。日本のインフラばんざーい!
アメリカの電車は、きいきいうるさいし、「これ脱線するんじゃ…」ってくらい揺れたりする。そんな中で携帯やPCの画面を見ていたらてきめんに酔う。もう!こっちは温室育ちの日本人なのよ!

商店街に昔からあるお茶屋さん。和カフェみたいなことをやっているらしいのでふらりと入ってみた。
お抹茶ときなこがかかった白玉だんごのセットが500円くらいでなかなかおいしかった。
1時間くらいだらだらしていたのだが、田舎にも関わらずひっきりなしにお客さんがやってくる。
やっぱりこのお店も同年代くらいの夫婦が切り盛りしているようで、メニューが昔より多角化していた。その夫婦の親にあたるであろう60代くらいの人は、もっぱらにこにことお手伝いをしていて、お客さんに難しいことを聞かれると、若い夫婦に確認をしていた。

--------

こんな事例を見て、ビジネスや地方活性化の鍵は「若者に任せること」なんじゃないかなあという、しごく単純かつ、ありがちな意見を再確認した。
どんどん平均年齢が高齢化していくのだから、高齢者のニーズをつかむことが大事だ!という話もわかるんだけど、それだとその場所なりビジネスなりに若者が魅力を感じず、結果若者が来なくて新陳代謝ができない。なんだかいびつな日本の政治みたいになってしまいそうだ。若者が仕事と収入を得る機会も奪われてしまうだろうし。

居心地の良い地方都市で露天風呂につかりながら、「高齢化社会の中で『年功序列』は非効率的なやり方なんだろうなあ」と思った次第であった。


◆◆◆
過去関連記事

2014-05-11

セントラルパークのジャパンデイへ行ってみた

いつになったら終わるんだよーー!という長きに渡る冬を越え、やっとニューヨークにも暖かい日がやってきた!
…というか、ここ2日ほど、摂氏27度くらいである。春通り過ぎて夏になっちゃうんじゃないの!?と不安に思っている。春よーーー遠き春よーーーーー
こうなると、ニューヨーカーたちはセントラルパークの芝生の上で裸同然の格好で日焼けにいそしんでいる。ラップトップを叩きながら日光浴をする人もいて、なんとも言えない気持ちになった。

そんな炎天下の中、セントラルパークで行われた「Japan Day」というイベントへふらりとでかけてみた。
ジャパンデイとは、

「Japan Day @ セントラルパーク」は、1) 日米文化交流の促進、2) ニューヨークへの感謝の表意、3)日系コミュニティ内の連携強化、という三つの目的のもと2007年にスタートした、日本文化紹介のイベントです。
開始当初より、在ニューヨーク日本国総領事館様をはじめ、ニューヨーク日本商工会議所様や日本クラブ様、多数の日系及び米国企業の皆様、そして個人ボランティアや来場者の皆様からの温かいご支援とご協力により、毎年恒例のイベントとして着実に地元コミュニティに浸透して参りました。
昨年5月に開催された第7回目のイベントでは、日本文化紹介のアクティビティテントやステージパフォーマンス、そして日本食のフードテントを実施し、約4万5千人の来場者をお迎え致しました。
2014年のイベントでも、皆様が楽しみながら有意義な日米交流を図ることのできるよう、工夫を重ねて参りたく存じます。
(Japan Dayサイトより抜粋)
というイベントだそうだ。(手抜き)
最後の「有意義な日米交流を図ることのできるよう」っていう日本語がもぞもぞしますが、いってみよう!

こちら、JRが出していたブース。なにやらくじ引きをやっていた。
新幹線の模型に興奮しているのは日本人の子供が多い。
何やらパンフレットが配られていたので持ってきた。

えっ、時刻表…!?

!! 中を開いてもかなりガチな時刻表だった…これ、日本人でもよくわからない人がいるんじゃないだろうか。
こんなガチなものをパンフレット風に配っちゃうJRの方たちの電車愛が感じられて微笑ましい。一応一番後ろに切符の種類とかについての案内が英語で書かれていた。
しかし、JR東海発行ながら、成田エクスプレスや東日本の新幹線、長距離列車の時刻表もついているあたりがよい。これで次回帰国時に新型新幹線乗ろう。うふふ。
…あ、気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、わたしは新幹線大好きです。うふふ。

見えるだろうか。歌舞伎役者のような隈取りをしてくれるフェイスペイント。
おかげで顔だけエドモンド本田(一応リンク…)のような人がいっぱいいた。

こういうイベントでは絶対見かけるコスプレの人。
チャンバラのようなことをやっていたのだが、ドラゴンボールの悟空って武器持ってなかったような…?あ、如意棒??

今や誰もNHKのキャラクターだと知らないが、大人気っぽいドーモくんと写真が撮れるサービス。

その他、イベント会場では無料の食べ物のサンプルが配布されていた。

伊藤園のお茶が配られていたのでもらった。
伊藤園といえば「おーいお茶」なのだが、配られていたのはミルクティーと、抹茶ミルクティー。甘い。甘いもの好きなアメリカ市場を狙っているのだろう。

在庫は豊富。余るんじゃないかとちょっと心配になった。

お茶以外の食品サンプルのブースは、どこも長蛇の列!さすが世界に誇る日本食だ。
このお好み焼きのブースは、並んだ友達によると45分待ちだったそうだ。
それだけ待ったにも関わらず、子供の手のひらサイズのお好み焼きをもらっただけという…御愁傷様です。

その他、スナックやお味噌汁、餃子、ラーメンのブースを見かけた。
お味噌汁のブースには「11:00から並ぶの開始、11:30から配り始めます」とか書いてあるし、ラーメンのブースは、並ぶのやめて一風堂(たぶんニューヨークで一番混んでるラーメン屋さん)行った方が早く食べれるんじゃ!?ってくらいの列だった。
一見したところ、食べ物系のブースは設備がしょぼくて、供給が需要に追いついていないようだった。日本の縁日の屋台のような、大きい鉄板とかお鍋とかで作っているのではなく、小さい調理器具をいくつか並べて狭いブースの中で作っている。
お金をもらっているわけじゃないし、年に1回のイベントのために設備は整えられないんだろうなあとは思うのだが、なんとも微妙な気持ちになった。隣に有料屋台を出したら儲けられそうである。

あまりの人の多さに、滞在時間30分ほどで退散し、散歩をして芝生の上でごろごろした。

セントラルパークに咲いていた藤っぽい花。(においは藤だった)
地面を這っているとなんとなくありがたみに欠ける。藤棚ってすばらしい文化だなあということに気づかされた。

チューリップも満開。奥にあるのはツツジっぽい?いやー春ですね春!

ともあれ、やっと冬が明けたことがおめでたい。
このまま、しばらく穏やかな過ごしやすい天気が続くことを祈って、珍しく週間天気予報を見てみた。

(出典:Google先生)
……
明日からずっと雨ですか……

2014-02-15

雪の日の過ごし方 勝手に日米比較

日本が大雪で大変そうだが、長く住んでいる方たちに言わせると、今年のニューヨークも近年まれに見る寒さと雪らしい。
今も灰のように大きなかけらの雪が落ちてきている。
先週も降ったし、2日前にも10センチくらい積もっただろうか。ここのところ、道路脇の雪は、消えそうになると新しい層を重ねて、べちょべちょになりながらもずっと存在を主張している。

ニューヨークで雪が降るといやなのは、道路の水はけの悪さである。
(DAILY NEWSより)
こんな風に、行き場のない水が道路に溢れていて、道を渡るのが大変なのである…
だからそのとき雪が降っていなくても、雪が降ったあとはしばらく長靴は必須だ!ということを覚えた。
油断して普通の靴で出てきちゃった人を尻目に水たまりに飛び込むときの爽快感ったら!
ということで、先日もうろたえる観光客っぽい人の前で得意げに水たまりに飛び込んだら、すぐ近くに浮いていた氷の固まりがはねて、長靴の口から内部に侵入してきた。
…やっぱり飛び込むのはやめよう。

◆◆◆

ところで、ニューヨークに暮らしていると、雪による予定キャンセルがよくあるなあと感じる。
ご飯を食べに行くとか、舞台を見にいくとかそういう約束は、たいてい大雪という情報が入った段階で相手から「今日は雪だから別の日にしない?」という提案がされる。

学校や会社がお休みになることも多いようだ。会社はまちまちなので、お休みにならない側の会社の人が文句を言っているのをよく聞く。
雪の日は何をするのもものすごく不安定で不便だし、家に帰れなくなる可能性があるので、人々はなるべく家にいられるようにするし、学校や会社もそうするべきと考えているようだ。

そんな「雪の日は家にこもるのが一番」派が多いニューヨークだが、de Blasioニューヨーク市長が、雪の日に学校を休校にしなかったということで批判を浴びているらしい。




市長の言い分だと家だとご飯が食べられない(!!)子供がいるので、通常通り学校を開いたとのことだが、まず学校まで行くのが大変だし、危ないじゃないか!ということで、決定に批判的な意見が出ている。
有名なお天気レポーターのAl Roker氏が市長の決定をTwitterで批判したというのも、議論の火に油を注いでいるようだ。




日本の大雪のニュースを見て、ニューヨーカーの「雪の日は家にこもる」という潔いまでの姿勢をちょっと見習ってもいいんじゃないかなあと思った。
日本では「約束は絶対!」という感じが強くないだろうか。

東京に住んでいた頃、雪が降ったから休みますとか、予定をキャンセルしますとか、なんとなく言いづらい雰囲気があった。
お店とかだと雪だろうがなんだろうがキャンセル料を取られたりするし(仕方ない理由もわかる)、公的機関は締め切りを過ぎたら受け付けてくれない。
こういう日本のきっちりしたところは正しいし助けられる部分も多いのだけど、行き過ぎると人々を危険な目に遭わせるんじゃないだろうか。

今回は天気予報が大きくはずれたという不運があるそうだけど、外を見れば大雪っていうのがわかっている状況なのに、
「電車を走らせろ!」とか、「宅配が時間通り届かない!」とか、「田舎で携帯が3Gしかつながらなくて遅い!」というような文句をインターネットで見ると、「サービスを提供する側も人なのになあ…」とものすごくやるせない気持ちになる。
わたしは、安全じゃないかもしれない線路を走る電車に乗る方が怖い。宅配便は雪がとけて道ができてからでもいいじゃん。こんな日なら携帯はつながるだけでもありがたいじゃないか!

人それぞれの事情があるのはわかる。でも大雪の日にまで、自分の行動を変えずに、最高品質を求めなくてもいいんじゃないかなあ。
もちろん、特にライフライン系のサービスを提供する側が、自然災害に備えた仕組みを準備しておくことは大切だと思う。
でも、サービスを受ける側も「雪だから仕方ない」って多少の不便や遅れや延期、中止とかの予定の変更を柔軟に許せるようになればいいのになあと思う。

日本では時間通りに走る電車や、時間指定配送、そして豊富な品揃えの24時間営業のコンビニや素晴らしい品質を誇るライフラインのおかげで、普段は制約のない超便利な生活ができる。
それ自体がものすごいことなんですよ!と制約ありまくりのアメリカから叫びたい…のはひとまず置いといて、そういう超便利な生活に慣れてしまうと、今回のような非常時に対する警戒心が薄れてしまうのかもしれない。

流通が途絶えて食べ物が手に入らなくなるとか、携帯がつながらなくなるとか、家に帰れなくなるとか、震災で経験したことも多いから、あの教訓を忘れてはいけないなあと自戒するのであった。

◆◆◆

長くなってしまった。
最後に、先月の大雪のときのアメリカのニュース番組のはしゃぎっぷりを紹介して終わりにしよう。

これは『TODAY』という朝のニュース番組で、日本の某ニュースのように、外からの中継を交えて生放送しているのだが、先月の大雪の日のセットはやけに大掛かりだった。

雪が降ってるのに、外にソファーを置いて、たき火してる…
さらにキャスターたちはニュースを伝えながら、長い棒にマシュマロを刺してあぶって食べているのである。お行儀悪い…
(ちなみにキャスターたちの前に置いてあるのはホットチョコレート)

でもって、あぶったマシュマロを指し棒にしてお天気を解説する人!!
…あ、これ、前述の学校を休校しなかったことを批判したAl Rokerさんじゃん…
大雪なのに外出てる…中でやってください…


雪の日は正々堂々家にこもろうぜ!!
…ということでこれをやって3連休が終わりそう。

いやーぷよぷよはやばい。いくらでもできちゃう。
インターネット経由で夫や日本の弟妹と対戦しております
…平和ぼけですみません。

以上、引きこもりに正当な理由ができてちょっと嬉しいわたしが雪のニューヨークからお送りしました。

2014-01-30

もぞもぞする日本語

わたしは日本語が大好きだ。
厳密に言うと、外国語も含めて、「言葉」というものに興味がある。
いろんな語彙を味わうのはもちろん、語源なんて大好物、ただ文字を眺めるだけでもよだれが出そう。
…というのはさすがに言いすぎかもしれないが、とにかく好きなのだ。なんでと言われてもわからない。
今、どこからか
「好きなのにこの程度の言語能力か」
という冷ややかな声が聞こえてきたけれど、「好きこそものの上手なれ」は怠け者の凡人には適用されないことを身を持って証明しているだけである。

新しい言葉を見て、もぞもぞする感じを覚えたときに、わたしは日本語を愛しすぎて頭が固くなっているなあ、と感じる。
今日はそんな「日本語ラブなわたしがもぞもぞする日本語」を3つ挙げたい。
念のため書いておくが、こういう言葉を使っている人を否定するつもりは毛頭ない。


◆◆ もぞもぞする日本語 ◆◆


(1)「そうなんですねー」「~じゃないですか」「~やんか」

まずはこれ!

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(例)
わたし「わたし、○○に住んでるんです(相手にとっては初めての情報)」
相手「そうなんですねー」

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もぞもぞっ!!
最初は美容室とかネイルサロンとか、柔らかな女性の園でよく聞く言葉だったように思う。
最近はかなり市民権を得てきたように思えるのであるが、最近読んだ三浦しをんさんのエッセイに書いてあって、「やっぱりなんか違和感覚えるよね!」と思い出したのである。

 

いったいなんなんだ、「そうなんですね」とは。こっちは「そうなんですか」と来ると予想して身構えているというのに、語尾が「ね」だったときの脱力感!
まったくその通りなのである…!
語尾が「ね」というだけで、相手が既知の情報のような気がしてしまうのだ。あれ、いつわたしそれ話しましたっけ、みたいな。

おそらく同様の理由で、「~じゃないですか」とか、関西出身の友人が使う語尾の「~やんか」も、初めて聞いたときはもぞっとした。

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(例1)
会話相手「この年になると、友達ってなかなかできないじゃないですか
わたし「あ、そうなんですか…」


(例2)
友人「わたし、読書好きやんか」(意味:「わたし、読書好きじゃん」)
わたし「あ、そうなんだ…知らなかったよ」

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なんというか、これらの言葉の
「知ってるよね?」
感がどうももぞっとするのであった。言ってる当人たちにはそんなつもりがないのだろうけど。



(2)ものっそい

「ものすごい」の縮約形、もしくは早口言葉バージョンである。
これは「そうなんですねー」より歴史が新しい気がするが、それでも数年前から見聞きするようになった。
たしかに、「すご」が「っそ」になると、濁音がなくなって口をそんなに動かさなくていい…気がする。

同じような疑問を持っているひとがいるようで、こんな疑問が出ていた。

羽海野チカさんや筒井旭さんの漫画で、よく「ものっそい」って言葉が出てきますが、これって若い人の表現なんですか? それとも何か出所があるんでしょうか?(Yahoo知恵袋)

へえええ、香川では「ものっそい」って言うんだーーー。
でも方言というよりは、若者の言葉が台頭してきた感じがするな。テレビで芸能人が使っていたりするのだろうか。

この言葉、わたしとしては字面からしてもぞっとする。なんというか、しまらないかんじ。
なぜだろう、と少し思いを巡らせて、すべての言葉が「お」段になっているからだろうか?ということに気付いた。
「お」段の音はなんだか包容力がある気がするのだ。
長音と組み合わせるとその包容力(ほうよう、も両方お段の長音だな)たるや、聖母のようである。

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おおらか
こうだい(広大)
そうげん(草原)
とうげんきょう(桃源郷)
のうのう
ほうける(呆ける)
もうそう(妄想)
ようこう(洋行)
ろうかつ(老猾)

--------

あれ?最後はあんまり癒されない?まあいいや。こんなかんじである。
あ、「もぞもぞ」も「お」段だな。


(3)「だょ」「今日ゎ」に代表される小さなひらがな

これはもう10年くらい前からだろうか。ともあれ、わたしが学生界を引退してからの言葉だと思う。念のためだが、退学ではない。

「だょ」と書かれると、他の表記と同じで前の音にくっついて、一音に見えてくるのである。「でゅ」とか「ちゅ」みたいな。
でも、「だ」にくっついているので、どういう音にすればいいのか頭の中が混乱する。
これに連動して「もょもと」ってどう発音するんだろう、っていうなつかしい疑問が思い出される。
(わからない方が多数だと思うので解説。昔のドラクエの裏技?で自動で決められる主人公の名前である)

ちなみに小さくできる文字は全部小さくするの?というルールもわからない。
たとえば、「おもしろいよ」はどうなるんだろう?「ぉもしろぃょ」?
7歳年下の妹にLINEで聞いてみたところ、「ぉもしろぃお」と返ってきた。

--------

わたし「語尾、『お』になるの!?」
妹「そぉだぉー!!『よ』を『お』にするとちょっとかわいいでそ?」
わたし「そぅですか…」
「ムズカシィぉね」

--------

むずかしぃ。最後には禁断の半角カタカナまで出てきた。
どうもわたしは型にはめたがるので、この表記のゆれには謎が深まる。

Wikipedia先生によると、こういう風に小文字で表記することを「小文字文化」と呼ぶそうだ。
やはり、2000年ころから始まり、脚光(?)を浴びたのは2006年くらいのように見られる。

小文字文化(Wikipedia)

小さくするには、1個よけいにキーを押すことが必要なのに、マメだなぁ…と思う。
(ちなみに「だなぁ…」の「ぁ」は理解できる。なんかこう、内側からにじみ出たかんじ。)


いつから始まったのだろう?と思ってさらにぐぐったところ、一番最初に出てきたのはこれだった。

「8時だョ!全員集合!」

『8時だョ!全員集合』(はちじだよ!ぜんいんしゅうごう)は、1969年10月4日から1985年9月28日に、TBS系列で毎週土曜日20:00 - 20:54(JST)に放送されていた、ザ・ドリフターズ主演の国民的人気コント番組である。(Wikipedia)

…………………

も、もしかして約20年越しでリバイバルしたのだろうか??
流行は巡るんだなあ、と妙なところで納得してしまったのであった。

引き続き、もぞもぞする日本語を発掘し、勝手に突っ込む活動に鋭意取り組んでいきたい。

2013-09-12

東京でLUSH SPAへ行ってみた!!体験記

一時帰国中、日本を目一杯楽しもう!という取り組みの一環で、行ってきました。LUSH SPA

LUSHはイギリス生まれの自然派の石鹸や化粧品を扱うお店で、お店の前を通ると独特の花やバニラやもろもろが混ざり合った甘い香りが漂っているので、男性のみなさんでも見かけたことがあるかもしれない。わたしは香りとか製品の品質とかが好きなこともあるが、だいたいどの国でも手に入れられるという利便性もあって、LUSHの製品を好んで使っている。
本日はこれまたこれまでにない美容系情報かつニューヨークブログのくせに東京の話じゃん!ということで多数の人を置き去りにすることを覚悟で、憧れのスパの体験記をお送りしたい。

スパは代官山と有楽町にあるのだけど、ここはやはり一号店である代官山へ!選んだメニューは『グッドアワー』である。
まずはお店で簡単なアンケートのようなものに答える。気になる部分とか、アレルギーとか、そんな感じの項目。「なんでこのメニューにしたんですか?」とも聞かれた。「心は元気なので、体の疲れが一番取れそうなのを選びました!」と回答。実際疲れが蓄積して風邪ひいてたし。

このメニュー、グッドアワーは海賊船に乗り込んだという設定で音楽に乗ってマッサージが行われるらしい。使うLUSH商品は、以下の3つ。

・マッサージバー1つ
こちらにある、『こころ』、『マジックマッスル』、『花』、『海賊スパイスマッサージバー』の4種類(多分)から1つを選ぶ。70分のマッサージで1個まるまる使いきると聞いて、LUSH大好きな妹と一緒に興奮。

海賊スパイスマッサージバーはスパ用に開発されたそうなので、それにしてみた。ジンジャーの香りが心地よい。

・バスボム『RUSH
海っぽい香りがして、大量の海藻が出るこのバスボム。

なんと、スパ中の香りのためだけに使うらしい!!そんな贅沢が許されるんですか!!

・シャワージェリー『ウーッシュ! シャワージェリー
これはスパ用に泡立たないように改良したジェリーを凍らせて、背中に乗せるらしい。
「サウナに入ったあと、水風呂に入るようなものですよー」とのこと。血行を良くする効果があるそうだ。わくわく…!

ということで、コースの説明が終わって、2Fにあるスパへ。

入口をくぐると、ダイニングキッチンのような場所。ここで担当するセラピストさんとさらに細かいカウンセリング。マッサージの強さや、くすぐったい場所の指定などなど。
オーガニックのライム水を出してくれた。暑かったし喉が渇いてたのでおいしい…(多分こういう食いしん坊欲を満たすためのものではない)

このドアの向こうが実際にマッサージを受ける部屋である。こういうドアが3つくらいあった気がする。

部屋の中に入ったら、セラピストさんが先ほどのバスボムを水に溶かし始めたものをドライアイスの上に注入!!
騒いでいたら、「写真とかご自由に撮っていただいて大丈夫ですよ」と優しいお言葉。ええ、撮りました、撮りましたとも。

紅白歌合戦のような演出!!
もくもくする煙からはほのかな海の香りが伝わってくるー。はーーー。贅沢。

お部屋の中にはこんな小瓶がいっぱい。気になる。が、今回のメニューでは使わなかった。(と思う)

服を脱いでタオルにくるまり、ついにマッサージへ!!海賊船イメージの勇ましいBGMを後ろに、心地よい強さのマッサージが繰り広げられていくーーーー。
このBGM、普通のマッサージ屋さんで流れているようなクラシックやヒーリングミュージックとは違うんだけど、なんだか癒される。マッサージとの一体感があって、別世界にいるような感じがするからか、眠ったかのようなリラックス効果。
肩と首のあたりを特に念入りにやっていただいたので、終わった後にはかなりすっきり。ニューヨークの中華街のごっついマッサージに慣れたわたしだけど、こういう凝った音楽や香りの中で受けるマッサージはまた違ったよさがあるなあ。

トリートメントが終わったあとは夢心地。ホットタオルを出してくれたけれど、マッサージバーの香りとうるおいがもったいないのであんまり拭き取らなかった。
で、終わった後、身支度をする鏡台がなかなかどうしてまたすごいのである…!

LUSH製品使い放題ですよーーーー!!!

ちなみにクリームには、あのお高い『シャングリ・ラ』も!!高いから1回しか使ったことがないんだけど、やっぱりイイ…

洗面台の方にもソリッドパフュームとか、ボディースプレーとかたくさん。ひいい。

身支度を終えると、紅茶とクッキーを出してくれた。クッキーは昔海賊船に載せられていたものを再現したとのこと。ショートブレッドっぽくておいしい。(名前忘れてしまいました…)

紅茶にはよかったらラムをちょっと入れて飲んでください、と小瓶を出される。香りがたまらんーー。
この辺が凝ってましたねーというフィードバックや、生活の中でどういうことをすればいいか、どういうLUSH製品がおすすめかという話をして、おしまい。

全部でだいたい2時間半、すごく贅沢な時間を過ごしてしまった。担当してくださった方、ありがとうございましたーー!

しかし、LUSH好きな人でも意外とこのスパは知らないんですよーというのは担当者の方の弁。LUSH好き、マッサージ好きな人はぜひ!!今回、妹がわたしにプレゼントしてくれたんだけど、すごく特別感があるので、プレゼントにもいいと思う。

ちなみにニューヨークにもスパができるという噂があるようだ。この冬に!

Lush Spas Are Coming to the U.S. (Glamour)

確かにアメリカのLUSH製品は全部バンクーバー製だけど、バンクーバーベースじゃない…とつっこんでおこう。
アメリカのLUSH SPA、どんなもんなんだろなー。できたら1回試したいものである。

2013-09-11

一時帰国は時間が足りない

夏休みを利用して、10日間ほど日本へ帰った。
今回は弟の結婚式が一番の目的だったけど、一時帰国中って本当にやることがたくさんあって、とにかく時間が足りない。

(1)人に会う
家族はもちろん、新旧友達や以前の同僚に会った。
今回はいつも会う友達に加えてなかなか会えないイタリア在住の友人夫婦や中学時代の同級生、子供を生んだばっかりの友人とその息子くんに会えて、なかなか充実していた。
いつもいろんな方法で連絡をとってはいるけれど、直接会うと大小いろんなことに話が及んで楽しいし、すごく刺激にもなって、力をもらえる。何も考えずにふらふらしてるわたしにみんな優しいんだよなー。うっうっ。

先日子供を産んだばかりのお菓子の先生をやっている友人(ブログ)が作ってくれた豆乳ブランマンジェ。和風な優しい甘さがおいしゅうございましたーー。

どうしても食べたいもの、わたしの場合はマジックスパイスのカレーだけど、そういうものを食べるのも大事である。次回いつかわかんないしねーー。
ガリガリ君の梨も外せない。ソーダ味はニューヨークでもよく見る。

(2)買い出し
アメリカで買えなかったり、買えるけど高かったりするものを買い出し。これは食いしん坊で変なところにこだわるわたしには一大イベントなので、早いうちからGoogleドライブで夫との共用リストを作って管理!
今回はこんなかんじである。
KINTOのコーヒーとお茶のフィルターつきのカップ。ぐふふ。ニューヨークにもあるんだけど、30ドルくらいするので帰国に合わせて購入。相変わらずわたしはケチである。
ちなみにこちらの商品であります。

わかめごはん大好きなので買占めってくらい買った。三島のわかめがやっぱり一番好きだーー。しかし、これ、ニューヨークはもちろん、日本もスーパーによっては売ってない。

巨大バスソルト、2キロもあってスーツケースのスペースと上限重量を圧迫した。iPhoneとの対比をお楽しみください。
これはこちら。なかなかぽかぽかしてよい。日本の入浴剤ラインナップはやっぱりすばらしい。

買い出しだけど、一時帰国中は時間がいくらあっても足りないので、ネットで買って実家に送っておくのが一番便利だと思っている。
以前両親へのプレゼントで使ったAmazonの登録住所(実家)と両親の名前をそのまま使って送ったら、父が自分へのプレゼントだと思ってお礼の電話をかけてくるという事案が発生した。ごめんなさい、お父さん。それわたしのものです…と謝る親不孝な娘。
しかしこのネット通販作戦、つい買いすぎて、2キロのバスソルトとか買っちゃうので注意が必要。
あと、忘れちゃいけないお土産。わたしは地元のお菓子にした。

(3)事務処理
意外と日本でしかできない処理が多い。今回は国際免許ともうふたつやりたい処理があったんだけど、ひとつはタイムオーバーと先方の予定が合わず処理できず。とにかく飛び立つ前に洗い出して窓口の時間とか必要書類とか調べておくべきである。反省。

で、これらをこなそうとすると、お昼も夜も人と外食になるし、空いてる時間は買い物か事務処理、みたいになるので、お休みのはずなのに結構忙しい。栄養ドリンクを飲んでパワー充電をしていたけど、電車や屋内が寒いからか、温度差にやられて風邪をひいて1日まるまる寝込むことになった。つめこみすぎは次回からやめようと思ったのであった。

ということで、それぞれの項目について次回の一時帰国に見るためのリストを作ってみた。

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【一時帰国チェックリスト】
(1)会いたい人リストを作る
と言ってもだいたいみんな会いたいので、ちょっとやらしい言い方だけど、優先順位づけが大事。

  1. とにかく会いたい人(親友とか家族)
  2. 今しか会えない人(海外や遠方在住でスケジュールが合う人、成長が著しい子供とかもしかしたら次回は…という心配のあるご老人)
  3. お世話になってる人(仕事関係、不義理をしないほうがいい親戚とか)
  4. その他

という順番でスケジュール調整をするべきである。
友達が産休や育児休暇でお休みなので、まあスケジュール合うでしょうと高をくくっていたら、予防接種やらなんやらで結構みんな忙しくて結局全員の予定が合わなくてごめんなさい、という経験をしたのであった…

(2)買い物リストを作る
これまた言い出すとスーツケースのスペースにきりがないので、優先順位づけをしよう。

  1. 日本でしか買えないもの(上述のわかめのようなもの)
  2. ニューヨークでも買えるけど、日本で買った方がお買い得なもの(KINTOのカップとか)

我が家は1番目だけでほぼいっぱいになってしまったので、2番目の食料品とかはお買い得度によって優先順位をつけた。海苔やカレー粉は買わなかったよ…

(3)事務処理リストを作る
今回の大反省点。

  1. やらなきゃいけないことを列挙する
  2. それぞれに必要な書類を列挙
  3. 必要書類をとりに行く場所も含めて、開所時間帯を確認

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ところで、先月日本へ帰ったときも思ったけれど、やっぱり日本、かなり居心地がいい。特に地元。ニューヨークから帰ると本当にほっとする。
しかし、日本での仕事がいやでニューヨーク行きを志願して、今のところ仕事は楽しいのである。
日本で、今の仕事ができたらほんと充実してるんだろうなあ。
うーむ…

と悩んでいたら、またもや友人がひとり、自分の会社を立ち上げていることを発見した。
わたしにもできるかなあ。いや、自信ないなあ、なんていうのを自問自答する夏休みであった。