2013-03-12

「いただきます」は英語でなんて言うの?

そろそろアメリカに渡って2か月。
一向に英語が上達した感がない。


わたしの今の実力はこんなもので(以前の記事参照)、
「もっとするする英語がしゃべれるようになりたい。そのためには、日常の中で自然な言い回しを学んで使うことが必要だ!」
と思ってニューヨーク行きを決めたわけであるが、いやーまじで上達しない。
思い当たる理由はひとつ。上達するほど使っていないし、勉強していないからである・・・・


このままじゃ思うようにしゃべれないまま日本に帰ることになってしまう!
そんな危機感から、職場のネイティブの子(女・20代半ば)に協力してもらって、英語ランチをすることにした。
参加者はネイティブの子、わたしと同い年の日本人同僚、わたしの3人。
どういう風に進めるか悩んだのだけど、今日は、「英語で言いたかったけど、さっと出てこなかったもの」について、ネイティブ同僚に質問しまくる、という形式をとった。(つまり延々質問タイム的な)

日本人同僚の最初の質問から、会話が思わぬ方向に行った。


「英語で、いただきますってなんて言うの?」

あーーーーー、あるあるある。こういうステップ。


「そういう文化がない」、というところを理解するという第一関門!
先日も書いた通り(これまた参照)、日本語を英語に丸写しできないと思う、というのはこの文化の差からである。


そしたら、ネイティブ同僚(もうめんどくさいから以下ネイティブ子にする)が思わぬ話を披露してくれた。


ネイティブ子が、以前日本に留学した時のこと。
最初の日に、ホストファミリーの家の食卓について、ご飯を食べるときに、「いただきます」を言わずにネイティブ子がご飯を食べ始めたら、ものすごく変な目でみんなに見られたそうだ
それからしばらく、ネイティブ子はご飯を食べるのが怖かった、と言っていた。

ちなみにネイティブ子は大学で4年間日本文学を勉強していて、本当に日本語が流暢なのだけど、そんな子ですら、「生活の中でしゃべる」という場で、こういう失敗をしてしまったのだから、言葉って、頭の中で理解しただけでは使いこなせないなー、と心から思う。

でもって、「いただきます」を全世界で当たり前にやっている、って思い込んでる日本人って、決して少なくないと思う。わたしも前そうだったし。
日本にいると、異文化に触れる機会が少なくて、自分の文化について意識を向けることが少ないのかなあと思ったりもした。いいか悪いかではない。他国でもこういうものはあると思うし。
当たり前すぎて、独自の文化という意識を持てないという面はあるかもしれないけど、グローバル人材(笑)育成には、TOEICの点数よりも、こういう超小さいカルチャーショックの積み重ねによって、視野を広げること、さらにできれば、異なる文化を許せることが大事になるんじゃないかなあと思う。

視野を広げて異なる文化を許す、って書くと簡単なんだけど、具体的には、

待ち合わせに2時間遅れてくるスペイン人や、
全然回ってこないフランスのレストランのウェイターさんや、
イギリスのまずいご飯や、
アメリカのSSN窓口の冷たいお姉さんなど(参照)、これらもろもろを許すことである!


窓口で順番無視する中国人のギャルにはキレました・・・・まだまだっす自分・・・・

・・・・
ちょっと話がそれたけど、とりあえず、第1回目の英語ランチは超楽しく終了し、「言語を学ぶって、文化も学ぶことだよねえ!」と再認識したのであった。




わたしの日本人同僚と同じような悩みを持つみなさんの参考になるかもしれないので、追記部分にいくつか今日聞いた表現を箇条書きで書いておきます!


はい、こちら、本日の質疑応答。

Q1. 英語で「いただきます」ってないの?ないとしたら、いつ食べるの?
A1. ない。宗教によってはお祈りをしてから食べるとかある。
同僚の家は無宗教だったので、食卓に食べ物がのったら食べていた。


Q2. 人に何かを渡すときは、「Here you are」でいいの?
A2. 「Here you are」は結構丁寧なので、目上の人以外にはあまり使わない「Here you go」でいいと思う。


Q.3 たとえば、待ち合わせに相手が遅れる、という連絡が入った時、「構わないよー」的に言うのは「Don't mind」?
A3. 「Don't mind」という言い回しはないと思う。「Don't worry about it」とか、それに続けて、「It's not a big deal」という。

Q4. インフォーマルな集まりで、家族や友達を紹介するときは、「I'll introduce ○○」?
A4. introduceは結構フォーマルな言葉なので、遊びで紹介するときはちょっと仰々しい。(仕事ならまだOK)「This is ○○」とか、introduceを使いたいなら、「Let me introduce ○○」にするとカジュアルになっていい。


Q5. よく、「なんでニューヨークにいるの?」って聞かれるんだけど、「社内の異動で(ここに)転勤してきました」ってなんて言えばいいの?
A5. 「I was transferred by my company」とか、「I came here for my job」とかでOK。

Q6. お店でメニューを見て、「○○ください」っていうのはなんて言ってる?
A6. 「Could(Can) I get ○○?」とか、「I'll have ○○」でOK。


-------------

これらはほぼ全部もう1人の同僚の疑問で、「あーーーー、確かに、こういう言い回し、わからない頃があったかもなあ」と思いながら聞いていたのでした。
これも小さなカルチャーショック、というか、日本語と英語との違いの積み重ねだよなあ。

で、我が家にあったこの本、こういう言い方を結構カバーしてて、おおっと思ったので紹介しておこう!


ご参考まで☆

2013-03-10

世界は屁理屈で動く


経済は感情で動く―― はじめての行動経済学 (マッテオ モッテルリーニ)

ちょっと前のベストセラーをやっと読んだ。
だいぶ前に買ってたんだけど、本棚の裏に鎮座されていたところを今回の引っ越しで発掘。
自分の所持品の棚卸のために、たまには引っ越しもいいものである。
(しばらくしたくないけどね!!)

こちらの本だけど、この前読んだ『スタンフォードの自分を変える教室』 に近いかもしれない。
「理屈で考えたらおかしな行動をなぜしてしまうのか?」というのを経済活動に当てはめて書いているけど、経済活動以外の日常生活にも適用できる内容がたくさん書いてあって楽しい。

本に載っていたいくつかの例の中で、一番目から鱗だったのはこちら。
『してしまったことを後悔するか、しなかったことを後悔するか』
本の中では、以下の通り、インフルエンザワクチンの例が挙げられている。

(前提条件)
あるインフルエンザの死亡率は、1万人に10人(0.1%)

(理屈で考えると)
・ワクチンの副作用による死亡率が0.1%より大きければ、ワクチンをする必要性はない
・ワクチンの副作用による死亡率が0.1%より小さければ、ワクチンは効果的

この医療が進んだご時世に、病気による死亡率よりもワクチンによる死亡率が高かったら、ワクチンとして存在しないと思うのだけど、それなのに、10人中6人が、インフルエンザの予防のために1歳の子供にワクチンを与えようとしない、と。

ここまでは理屈の世界。なぜこんな行動をとるかというと、「省略の誤り」という錯覚や、「後悔回避(regret aversion)」という人間の信念がそうさせているらしい。
後悔回避については、ものすごく納得できたので、本をそのまま引用すると、

現在および将来における「後悔を嫌い、避けたい」という人間の信念が、意思決定に大きな影響を与えている。人は短期的には失敗した行為の方に強い後悔の念を覚えるが、長期的にはやらなかったことを悔やんで心を痛める

うわーーーーーー。これなんかわかる。
先ほどの例に当てはめると、

・ワクチンを打たなかったら、そのままで死亡率は0.1%
・ワクチンを打ったら死亡率は0.1%より低くなるけど、自分がとった行動がその結果を引き起こすことが許せない

という差があるということですな。

ちょっと話がそれるけど、目から鱗つながりで、ワクチンを打たないことについては、先日読んだ高齢出産本にも書いてあって(参考:『オーバー30、出産を考える』)、この本の元ネタになっているサイトから引用すると、

時々、ワクチンなんて必要ない、と受けさせない親がいるそうですが、ワクチンを受けさせてもらえなかった子が病気にかからずに済んだとしても、それはほとんどの子供がちゃんと打っているからで、ワクチンが不要であることとは全然ちがいます。ワクチンは受ける人のためであり、社会の流行を防ぐためであり、引いては次世代の子供のためです

確かに、自分の子供が病気にかかって死ななくても、そこが流行源になってしまう可能性だってある。さらに本から引用すると、

今の日本ではよほど意識が高くリテラシーのある親のもとに生まれた子どもしか、ちゃんとワクチンを打ってもらえません。これは機会の不平等ではないでしょうか

はーーー。ほんと、そうですよねえ・・・・反省。
わたしも、母がおそらくTVやら雑誌やらで入手してきた副作用の情報から、
「インフルエンザのワクチンは副作用が怖いから打たなくていいのよ」
とか言っていた人なので、このエラーに惑わされていた。
(他のは打ってるけど)

でも、日本はワクチン後進国で、費用もめちゃくちゃかかるらしいし、きっとわたしみたいに考えている人も多いと思うし、普及には時間がかかりそうだなあ。

はっ、なんだかワクチンの話がやたら長くなってしまったけど、わたしが強く思ったのは、

(1)冷静に考えてみたらとるべき選択肢を、そのままでは起きないことを、自分の行動が引き起こすかもしれない可能性にびくびくしすぎて回避するのはおかしい

(2)近い未来では「行動したことを悔やむ」、遠い未来では「行動しなかったことを悔やむ」らしいので、「やりたい」と思っていることは早くやるべき


ということであった。
ここで求められるのは、怪しい情報や主義の切れ端に惑わされない冷静さとか理屈っぽさなんだろうなー。

人間の脳が引き起こす錯覚は、ちゃんと計算してみたらだいぶ回避できたりもするんだけど、世の中の広告や、情報の切れ端は、その計算よりも先に、危機感をあおったり、脳の錯覚を活用したりしているんだろうな。
パニックとかもこれに近いのかもしれない。

これを読んでから、

「いいか、自分、このままだと子供産まなかったこと後悔するぞ・・・・」


と言い聞かせております。
人間は長期的にはやらなかったことを後悔する、そうなので。

あれだぞ、目の前の仕事や生活が大事でも、70歳になったらきっと「ああすればよかったこうすればよかった」っていうのが出てくるんだぞ。
忘れちゃだめだぞ。後悔先に立たずって!!

・・・・と最後は自分への叱咤激励になってしまった。
おつきあいありがとうございます。




2013-03-09

MAMMA MIA!でブロードウェイ観劇デビュー

昼間、オペラ座の怪人の劇場の前のすてきなカフェに行った。


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すっかりはまったフレンチプレスコーヒーとチョコスフレ(日本サイズ)。
オレンジ味のソースがかかってておいしかった。
Angus' Cafe Bistroというところ。内装もレトロで雰囲気があって楽しい。

同僚の奥様ふたりがオペラ座の怪人を見に行った帰りに、せっかくマンハッタンにくるから、と誘ってくれたので出かけたのだけど、観劇後のふたりはすごく興奮していて、
「すごくよかったよーーーーー!」「余韻がーーーーー!!!」
と、力説。
なんだかほわーーーーっと観劇への熱が高まる。

帰りに、タイムズスクエアの当日券を安く売っているTKTS の横を通ったら、いつになく空いてる・・・・


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つい買ってしまった。マンマミーアの当日券。
40%オフって書いてあったから・・・・つい・・・・

劇場はタイムズスクエアからちょっとだけ北に行った、Winter Gardenという劇場。


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おおおおお、外観はこてこてに出演者の写真がラッピングされててわからなかったけど、中は古くて趣がある。
いつものようにWikipedia先生にお聞きしてみたところ、1896年に元となる建物が作られて、1922年に建て替えられたそうだ。
あれ・・・・そんなに古くない・・・・と思ったけど、アメリカだしねえ。
座席はV列で、オーケストラ(1F)の一番後ろだけど、まあまあよく見える。


ショーはというと、終わりよければすべてよし、的に面白かった。
というとあんまりよくなさそうだけど、80点くらい!


よかったのは、
・年配組(お母さん、お母さんの友達、お父さんたち)の演技、歌
→見ていて間違いなく楽しいし、やっぱり声も歌も演技もすごい。円熟した技術を感じた。
特に、お母さんの友達役のふたりはやっぱり楽しい!年の功とはっちゃけっぷりのコントラストがよかったなー。


・若者たちのダンス
→ブロードウェイだしねえ、とは思うんだけど、出てる人みんなすごいなーーー。迫るものがあるな。


・カーテンコール
→最後はもちろんスタンディングオーベーション、というか、ABBAの歌をみんなで歌って終わりで、超楽しかった!!
ABBAの歌を知らない、って人もきっとどこかで耳にしたことがあると思うので、きっと楽しめると思う。




ちょっと気になったのは、
・主演の人が違う人だった・・・・
→調べていけよって話だけど!!(笑)
お母さんのドナ役の人がサブ(っていえばいいの?)の人だった。
もちろん主役になれるくらいの人なので技術はあるし、声もいいし歌も上手なんだけど、なんというか、ドナをやるには若くて細すぎる、という違和感があったような・・・・?
結婚するくらいの年齢の子供がいるっていう役はちょっと無理があった気がする。
メリル・ストリープの印象が強すぎるのかもなーーー。
でもパンフレットのお母さん役の人もそんなかんじだしなー。ちょっと残念。

・音響がイマイチ?
これは席が1Fの一番後ろだったからかもしれないけど、特に、小さい声の歌のときに、音楽と歌の聞こえ方がばらばらで、一体感がないように感じた。
劇場自体があんまり音が響かないのかなあ?
大きく声を張っている系の歌とか、大勢で歌う歌とかは結構まとまりがあって、迫力もあったので、スピーカーの配置の問題なのかなあ・・・・
ブルーマンを見たときは(参考)、全身が音楽に包まれる感じがあったんだけど、なんとなく前から音が聞こえてくるなーーー程度で、ちょっと残念だった。


・・・・と、いろいろ言っていますが、終わりよければすべてよし(2回目)、で、最後のカーテンコールで歌ってカラオケ欲を満たしたので大満足です。
映画ももう1回見たくなってきたなー。


見たあと、

「せっかくブロードウェイにすぐ来られる場所に住んでるんだから、この機会にいっぱい見なきゃねえ・・・・・・・・」


みたいな話になった。

ほんとですよねえ・・・・・・・・
出不精の自分に反省。
マリオカートはしばらく封印する。

しばらく。
たぶん。




2013-03-05

「英語ができる」という評価を「英語ができない」人がする悲劇

日本では、保育園に入れなかったお母さんたちがデモをしたと思えば、女性国会議員が中絶禁止を唱えたりと、なんだかいやーなニュースが続いているみたい。
保育園とか少子化はほんと難しい問題だよなあ。
個人的に今の政権の間は国はなんともしてくれなくって、地方自治体の努力に依存する形になるのだろうなあと思っている。

そんな中にあって、そこまで深刻じゃないけど、いやだなーと思ったのがこちら。

「アカデミー賞」中野美奈子の現地レポートに非難相次ぐ(ガジェット通信)

いきなりオチっぽいトピックですね!

中野美奈子アナウンサーといえば、慶應義塾大学在学中にサンフランシスコに留学したこともあり、昨年夏のフジテレビ退社後は、医師である夫と共に海外で暮らす予定とも言われていた。ハリウッド俳優に聞き取れない英語で、今後海外でフリーアナウンサーとしてやっていけるのだろうか。
つっこむのもあれだけど、ほんと余計なお世話だし、的外れだよなあ。この文章(笑)
これを読むと海外に住んで一瞬で英語がうまくなった人なのか、そういう経験のない人なのか、どちらかが書いたんだろうなあと思う。


TV中継を見ていたという人たちの反応がここにあった。

【放送事故】元フジテレビ 中野美奈子がアカデミー賞の中継で英語があまりに通じない&下手過ぎ(NAVERまとめ)

こんなかんじで、ものすごい批判が集まっているんだけど、この中で、どのくらいの人が、

英語を学ぼうと努力して、
言いたいことを言えないもどかしさを経験して、
練習するんだけど、それでもやっぱり言えなくって、
ある日突然言いたいことが言えてうれしい、

・・・・みたいな経験をしたことがあるのだろうか、と思ったのであった。

こう書くと擁護しているみたいだけど、そんなつもりはまったくなくて、仕事によって必要な英語のレベルというのは絶対あると思う。
同じ英語でも、たとえば、通訳の人と、翻訳の人と、リポーターの人では、絶対に必要とされるスキルが違う。
その辺の必要とされるスキルが、仕事を遂行するのに問題ないレベルなのか、というのが重要ではないかな。

なので、わたしはこの話題で問題なのは、

サンフランシスコに留学したことがあるらしいから、
英語できるだろうし、
女子アナだったし、リポーターやってもらおう!


って短絡的に「その仕事に必要な英語のレベル・スキル」について考慮もせず、キャスティングを決めた人と、

自信はないけど「英語堪能」キャラだし、
フリーになったばっかりで仕事ほしいし、
アカデミー賞なんておいしすぎるから受けちゃおう!

って決めた本人の甘さだと思う。
(全部推測だけど)

前にも書いたけど、「英語ができる」って、問いかけられた場合にはほんとうに答えに窮するし、とにかく定義があいまいなのである。(参照:TOEIC900点の世界

さらに、問題なのは、その定義のあいまいさを理解していない人が、

「留学(とか長期滞在とか)してるなら英語できるでしょ」
って決めつけてたり、
「英語できるからこれやって」と軽く言ってきたり、
「グローバル人材(笑)だから」とか言って海外転勤を決めたりする

ということじゃないだろうか。

わたしは技術系の超地味ーーーーーーな仕事をやっている会社員だけど、日本にいるころ「英語ができる」という噂のせいで、
全然知らない人にかかってきた英語の電話を全部回されたり、
「広告のアナウンスの英訳を考えて!」という無茶ぶりをされたり
したことがある。

そういう英語が「できない」人たちには、日本語で書かれていたり、話されていたりするものは、その字面だけを写し取る、そのまま英語にできる、という印象があるのかもしれない。(わたしも英語だめだったときそうでした。すみません・・・・)

わたしの今の実力では、言葉にはその裏にたくさんの情報がつまっていて、それを理解せずに写し取るなんてできないと思っている。
まあ、そもそも、日本語にあって英語にないニュアンスのものってたくさんあるから、まるまるコピーは無理なんだよねえ。
「いただきます」「お疲れ様です」ですら英語にできないんだからさ!

話をまとめると、英語関連の仕事については、

【求められる頼む側の姿勢】
自分が英語習得について門外漢なら本人にできるかどうか聞く
(英語を習得している人なら、テストをすることもできそう)

【求められる頼まれる側の姿勢】
「実力以上の仕事だ」と思ったときは早めに言う

という点を、お願いする側も、される側も、心がけるべきなんじゃないかなーという提案でした。

・・・・って、これ、ほかの仕事でも同じじゃない?
何かができても、別の何かができない、ってよくあることなのに、なんで英語になると、「できる(という噂)」=「なんでもできる」っていう錯覚に陥るのだろうか。
そのくらい「できなきゃいけない」っていうプレッシャーが強いものなのかなあ。

1回、「英語ができる」「グローバル人材(笑)」みたいなタグがついちゃったら、今後も「英語できるんでしょ」っていう人からの無茶ぶりやバッシングに備えて、勉強し続けなきゃいかんのなあ・・・・と思う後味の悪いニュースであった。


2013-03-03

ヘルズキッチンお散歩

ニューヨークはマンハッタンの真ん中の左の方。それがヘルズキッチン

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ミッドタウンからちょっと外れただけなのに、建物が低くて空が広い。

なんでヘルズキッチン、地獄の台所(Hell's Kitchen)なんて物騒な名前なのか、というのには諸説あるそうだ。
英語Wikiによると、19世紀の中ごろから末にギャングがはびこっていて超治安の悪かったこの辺を、新聞なのか、住民なのか、誰かがそう呼びだしたらしい。
1950年代に、
「さすがにミッドタウン近くて便利だし、ヘルズキッチンって名前はないだろ!」
ということで、クリントンとかミッドタウンウェストと呼ぶようにしよう、となったそうだ。
日本語Wikiだと「元はクリントンと呼ばれていた」って書いてあるけど、英語Wikiの言い分と違うかもしれない。

今日は9th Avenueの39くらいから50くらいまでをお散歩。
9th Avenueは、別名「レストラン通り」と呼ばれているらしく、レストランがたくさん!
メキシコ、タイ、ギリシャ、中にはこれどの国の料理だろう?というようなお店もあったりして、見ていて楽しい。
ちなみに先日行ったKyotofu(京とうふ)もヘルズキッチンの北の方にある。

39Streetを9Aveから10Ave側に入ったところの蚤の市をまず探検。

Hell's Kitchen Flea Marketというそう。
ああ、そうだ、フリーマーケットってFreeじゃなくてFleaなんだよなあ、と思い出したのであった。


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後ろにそびえたつ高層ビルを無視して、道路に広がるフリーマーケット。

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レトロなキッチン用品やら、

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名前も知らない人のたくさんの古い写真やら、

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柄が気になる古着ワンピースやら(かわいい・・・・)

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古い家具屋さんやら・・・・楽しいーーーー!!!!

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赤と黒で印字できるタイプライター初めて見た。

そのほか、ほんとにここは楽しかったので、追記部分に写真をたくさん載せておこうと思う。

9Aveを北上。
ポートオーソリティの高架(?)を過ぎてすぐくらいのところに、超気になるお店を発見!
Empire Coffee & Teaとな!!

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ホワイトミントラテ、ホットアップルサイダー・・・・ですって???

もちろん入って物色した。

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コーヒー豆が無造作にうわーっと置かれていたり、

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お茶の瓶が並んでいるあたり、たまらんーーー。
ということで、最初に気になったミントラテ(3.5ドルくらい)を飲んだ。
ちょっと甘いけど、お散歩途中の休憩にはちょうどいいかんじ。
調べてみたら、ニューヨークとニュージャージーにお店があるそうだ。

9Aveに垂直に交わるStreetたちは下町風情満載でかわいい。

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外に出ている階段は非常階段だそう。
古い建物は非常階段を中に作れなくて、外に無理やりくっつけたそうで、地上につながるはしごは2Fの高さまで上げられている。
夏はこの階段でBBQをやる人もいるらしい。この広さでできるのだろうか・・・・

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自転車に乗ったおじさんの絵がかわいい自転車屋さん。

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ビルの壁にStreetの名前がで書かれた石板(?)みたいなものが埋まってる!
古い建物なんだろうなあ。

ミッドタウンってあんまりおもしろいものないしなーーと思っていたので、発見がたくさんあってよかった。
ヘルズキッチンには、あんまりスタバがないように感じる。
その代わり、マンハッタンではあんまり見かけない素朴なパン屋さんがあったり、99セントピザのお店もやたらいっぱいあったり、なんというか、街の雰囲気というものがあるエリアだなあと感じた。

古い町並みの中の食べ物屋さんは、見てるだけで超楽しいお散歩であった。
次はおなか空かせて歩こう・・・・

ということで、追記部分にはフリーマーケットの写真をばしばし貼っておきます。
オチなしですんません!!

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もう何に使うかもよくわからないものたち。
古いのはよくわかる。

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額に入った家族写真、55ドル・・・・
他人の写真なんてどうするんだろう、と思ったんだけど、MoMAにもたくさんあったな。古い写真使った作品。

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写真だと見えないかも。大きいポケットがついててかわいい古着ワンピース。
これはふつうに着れそう。

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カウボーイブーツもたくさん!
さすが本場っすね・・・・ほしい・・・・いや我慢だ・・・・

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革屋さん。端切れ、と言ってもかなり大きなピースが5ドルだった。
誰か何か作ってーーー!

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アクセサリーかわいい。
ワイヤーなので、調整するし、色とか形も好きなの組み合わせられるよーと言っていた。

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鏡がゴミのように置かれている。
さすが蚤の市。いいなーこの古いものの味わい!

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妙なお面屋さん。
これはあの友人に買って帰らねばなるまい・・・・フフフ・・・・


(2013/3/11追記)
やっぱり、名前が物騒だからか、結構みなさん検索してこちらを見つけてくださるみたいなので、検索キーワードで多かったものにお答えしておきます。

「ヘルズキッチン 治安」
本文にも書いたとおり、昔は相当危なかった場所のようだけど、今は昼間9Aveを歩いているぶんにはそんなにいやな感じはしない。
が、確かに西の方は建物古いところも多いし、Streetによっては夜は気をつけた方がいいかもしれない。
あと、10Aveくらいまで行くと結構はじっこ感があって、かなり下町っぽい。錦糸町的な(笑)
ということで、もちろん超安全と胸を張っては言えないけど、10Aveより東なら、特別いやなかんじだなーと思うほどではないかなあと個人的には思うところ。



オフオフブロードウェイでブルーマンを見る

「ブルーマン見たいんだよねー」



と、そろそろ日本に帰る職場の人が言った。



「おお!いいですね!わたしも行きたい!」



せっかくブロードウェイのシアターディストリクトにすぐ行ける場所に住んでいるのに、引っ越しやらお散歩やらをしていて全然観劇できていないわたしは、そのつぶやきに食いついた。
ということで、職場の3人組でブルーマングループのショーを見に行くことにした。



あー、やっとブロードウェイのシアターディストリクトを堪能できるー!



・・・・と思ったら、ブルーマンは、オフブロードウェイ(Off-Broadway)と呼ばれている、ブロードウェイからちょっとはずれた区域でもない、南の方でやっているらしい。
ちなみに日本語のガイドブックには「オフオフブロードウェイ」って書いてあった。
英語Wikiによると、ブルーマンをやっている場所はオフブロードウェイって書いてあった)



思い立ったが吉日、すぐにネットでチケットを予約。運よくまだちょっと残っている。
席どこがいい?と聞かれるが、前の方がいいでしょー!と即答。
『Section PONCHO』という場所の席を予約した。



劇場はAstor Place駅のすぐ近くの、その名もAstor Place Theatre
え!?こんなところ?というような地下に入っていく小さな入口。
前の方の区画の席には、何かビニールのものが置いてある。
もちろん、前の方を指定したので、わたしの席にもビニールが置いてある。

「これなんですか?」
ポンチョだよ。席の名前に書いてあったじゃん

え?????

広げてみると、薄い透明のビニールの3か所に穴があけられていて、1つの穴には簡単なフードみたいなものがついている。
超やすっちい雨合羽のようである。

「え、もしかして、シートの名前の『PONCHO』って」
「そう、ポンチョが置いてある席だよ。水かぶったりするかもしれないからね
・・・・・・・・

「ブルーマンってそういうショーなの!?!?!?!?」
「えー?知らなかったの?いや、ポンチョシートがいいって言ってくるから、さすがだと思ったよ!


・・・・・・・・・・・・・・・・
知っていたら、わたしはどうしていただろうか。

いそいそとポンチョから頭を出す。コートどうしよう、と思っていたら、隣で、

「水ならまだましだけど、色のついた水とか、ガムとか、飛んできたらやだねー」


とか言っている。
・・・・・・・・
コートもバッグもポンチョの中に格納した。


どきどきしながらショーは開幕!
ちゃんと評価できるほど知識があるわけではないけど、「面白かった!!」の一言に尽きる。
映像、音楽、ブルーマンの動きがものすごく一体化していて、小さい劇場ながら、ものすごい仕掛けがしてあったり、その広さを生かした惜しみのない演出はすごい。
これ、1日3公演やる日は、各公演のあとの片づけ大変だろうなあと変な心配をしてしまう。
後で調べたら、1991年からブルーマングループの公演は始まったそうで、20年以上の歳月の中で、うまく時事ネタとか、流行を取り入れてショーを進化させてきたのだろうなあと思った。

ブルーマンをやっているパフォーマーの人は、本当に芸が多彩なので、ものすごく幅広いトレーニングをするのだろうなあ。
ロックバンドの人たちの音楽もかっこいいし、ものすごいプロフェッショナルだ!と感動。


最後にスタッフが大人が楽しんでやっている感じが伝わってきて、元気になれる。
あと、観客の巻き込み方がすごい!!
巻き込まれないように目を合わせないようにしてるおじいさんとか、そんなことよりロックな音楽に夢中なお兄さんとか、ブルーマンの動きにいちいち爆笑する子供とか、幅広い年代が楽しめるショーだと思った。
ショーの後にはブルーマンと写真が撮れるおまけつき!


あ、で、結局汚れたかどうか。


書かないでおこう。ウフフ・・・・



2013-03-02

金曜日はMoMA(無料)の日!

ニューヨーク近代美術館、MoMAへ行ってきた。
先週は超近代文化を楽しむ金曜日だったので、今週はもうちょっと古い美術を楽しむ日に。

金曜日の16時以降はTarget Free Friday Nightと言って、入館無料なのである!!
と、美術を楽しむと言いながら無料を前面に押し出しているあたり、わたしってば相変わらずケチすぎだけど、行ってみよう!



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この写真ではあまりわからないけど、めっちゃ混んでおります。
さすがタダデー。
受付で、タダなのにチケットを受け取って中へ。



都会のど真ん中のビルに入った美術館なのに、空間を贅沢に使っているのがすごい。
天井高いし、広いし。
美術品とは、製作段階から、どんな場所に、どういう風に飾られるのかを考えて作り上げていくものだそうで、この美術館だったら、そういう展示ができるのだろうなあと思った。



今はちょうど『叫び』で有名なムンク展をやっていて、例の絵の前はものすごい人だかりだった。



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あれ?なんだかわたしの知ってるずどーんとした絵じゃない?なんだか明るい?と思って調べたら、『叫び』は4種類あって、これは唯一の個人所有のものだそうだ。

Edvard Munch: The Scream(MoMA)
The Scream(Wiki)



さらに別のバージョンのリトグラフの作品はこの横に置いてあった。
モノクロのリトグラフの『叫び』は結構怖いんだけど、このパステルのものは、色が鮮やかなだけにムンクの頭の中の雑多な感じがそのまま表現されているのかなあと感じた。

そのほかMoMAで好きだったもの。

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モネさん。
夫が、「これ、額縁つけてほしかっただろうねえ・・・・」と言っていて、はっとした。
この部屋には『睡蓮』もあって、モネワールド全開。
『睡蓮』は、パリの美術館の方が、自然光で輝く感じがよかったかもしれない。



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これはかなりお気に入り!の看板(?)たち。
どれもセンスがいいとしか言いようがない・・・・!!!
やっぱりフランス語は突然おしゃれに見えるなあ(笑)


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うおー、踊り場にヘリコプターが吊るされてる!
荷重は大丈夫なんだろうかとか心配になった。


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糸くず?みたいなものをうわーっとフロアに敷き詰めたもの。
これこそ、展示する空間を選ぶだろうなあ。
もふっと倒れこみたくなったことは秘密だ。


で、一番のお気に入り、というか、思わずじろじろ見ちゃったのはこちら。

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え・・・・??サザエさん・・・・?

やはり無料、超混んでいたので、人混みに疲れてしまい、ざーっと見て退散することにした。
今度はお金を払ってゆっくり見ようかーという話になった。
大人ですしね・・・・はい。
出口には無料の日を狙ってきている観光バスが停まっていて、なんとも言えない気持ちになったのであった。自分を棚に上げて。


美術館から出て30秒ほど歩いたら、路上にこんな車が停まっていた。

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これもアート作品なの・・・・・・!?!?!?!?


美術に触れることは、考えさせられるということなのだなあ・・・・

なぜハイヒール・・・・