2015-05-09

EUオープンハウスでヨーロッパの大使館を飲み歩き(おまけでイスラムも)

春!…と思っていたら、あっという間に新緑の季節…も飛び越えて、夏が近づいているのをひしひしと感じる。やはりちょっと南だからか、もう30度近い気温になるし、夕立もたまにやってくる。

さて、基本的に地味なワシントンDCに、楽しそうなイベントがやってきた。Passport DCという5月をまるまる使ったイベントで、世界中の国の大使館が集まる地の利を活かして世界各国の文化を体験しよう!というもの。先週は日本大使館も含む50カ国の大使館が参加していたAround the World Embassy Tourというイベントだったのだが、あいにく都合がつかず。夫婦そろってヨーロッパびいきのわれわれは、今週のEU Open Houseにすべてを賭けることにしたのであった。

こちらパンフレットのマップ。28の大使館がひしめいている。どこから行くか悩んだ挙句、青いラインのあたりが一番密集してそうだったので、ベルギー大使館から。

到着したのは開始時刻の10時をちょっとすぎたくらいだったのに、もうすごい人の列が。どうやら大使館の中に入る列と、屋台の列があるようで、屋台の列はそこまででもなかったので、とりあえず並ぶ。

か、かわいい…ヨーロッパのキャラクターってアメリカンなキャラクターとはちょっと違うよなー。
屋台ではフライドポテト(2ドル)とリエージュワッフル(1ドル)が売っていた。とりあえず1個ずつ買う。ついでにお水(1ドル)も。

見た目、なんてことないフライドポテトなんだけど…なんじゃこりゃー!めちゃおいしい。アメリカのポテトと何が違うんだろう…ほくほくのおいもをからっとあげていて、全然しつこくないし、マヨネーズもほどよいというか。ううう、おいしいよー。ヨーロッパ行きたいよーーー。先日、東京にフライドポテトのお店ができたというのを「ふーん」みたいな目で見ててごめんなさい。やっぱりベルギーのポテトはおいしい。(というか、ヨーロッパのポテトって全体的に甘みがあっておいしい気がする。これはひいきだからだろうか…)

ワッフルは、1度焼いたものを屋台の中で温め直す感じ。これまたぎっしりとしていてざらめのようなお砂糖が入っていて…ううう、おいしいよー。

大使館の中に入ればビールが飲めるっぽいけど…

すごい列だったのであきらめることにした。この後気づいたのだが、入口でのセキュリティーチェックの人が少なかったり、厳しかったりする国ほど行列がすごいので、行列の長さが一概に人気を示しているとは言えないかもしれない。ちょうどいいタイミングでイベント時限定の無料バスがやってきたので飛び乗る。バスの中にもボランティアの人がいて、いろいろ説明してくれる。あるおばちゃんが「一番空いてる大使館どこ?」と質問していて、ボランティアの人はちょっと答えづらそうだった。

さて続いてはイギリス大使館。
入口横で子供たちがビートルズを歌っていた。この後にはオアシスを歌う若者バンドが。

このご時世に誰が使うんだ…というような電話ボックスがあえて通りから見えやすい場所に置いてある。スタッフの人たちの赤いTシャツにも、電話ボックスのシルエットがプリントされていた。さすがイギリス、こういうアイコンがいっぱいあるよなー…と思ったのは、他の国の人が国名が書かれたTシャツを着ていたからである。日本だったら…やっぱ桜?ともあれ、入口のセキュリティーチェックに大量の人がいたので、行列の割には大して待たずに入ることができた。

入った直後にこれまたユニオンジャック前面のサングラスとステッカーもらった。この時はお天気があまりよくなかったので、サングラスを渡すお姉さんも「今日は使えないけどいつか使ってね!」という感じだったのだが、最後にはめっちゃ役立った。ありがとうイギリス。好感度アップ。

イギリス大使館の大盤振る舞いはまだまだ続く。こちらはビールの試飲コーナー。無料!朝から乾杯。帰りにもう1杯もらおうと思ったらもうブースが閉まっていた…

007の車らしい。近くにはminiも置いてあった。

こちら、大使公邸の見学に並ぶ列。外よりも中で並ぶ時間の方が長かったが、素敵なお庭もあったり、どこかからバグパイプの演奏が聞こえてきたりで飽きない。ボランティアの人もめちゃくちゃ多くて、きょろきょろしてると話しかけられる。

演奏が終わって戻るところをパチリ。

さすがというか、この辺のお花をどうやって育てているかを語るおじさんがいた。レタスやら、ハーブやらの野菜もお庭には植えてあって、その横には「200X年からオーガニック栽培を心がけています」という看板が。食べるには量が少ないなーという感じだったが。

大使公邸の中の晩餐室。壁にかかっているエリザベス女王の絵はアンディー・ウォーホル作らしい。お、おされーー…

エリザベス女王作品もうひとつ。この写真、素敵だ!

思わずパノラマで撮ってしまった階段の踊り場。絵や写真がたくさんかざってある。

こちらはリビング、18世紀のキャビネットで、昔秘書官の人が実際に使っていたらしい。

外に出ると何やら楽しそうなチャンバラっぽい踊りが実演されていた。アコーディオンの伴奏で踊る人たちの動きはそんなに激しくないのだが、すねのところに鈴を付けていて、動くたびにしゃらんしゃらんと音がする。

ダンボール製の等身大パネル(?)と写真が撮れるコーナー。ここにも電話ボックス!そしてちっちゃいビッグベン…。王室の人のハリボテを作っちゃうあたり、洒落が効いてる。

ぎゃあああああーーーシャーロックよーーーー。しかもこれ、マグネット。冷蔵庫に鎮座していただこう。

…コメントにこまる。この横ではフィッシュアンドチップスではなく、ホットドッグみたいなものを売っていた。とりあえず他にもおいしい国があるのでここで食べる義理はないだろうと判断。この「XX is GREAT」というのはイギリスのコピーらしい。「Music is GREAT」には同意したけど…

出口の横の柵にはポピーがたくさん飾ってあった。第一次世界大戦を忘れないために11月11日の終戦記念日にポピーを胸に飾るもので、カナダでは見たことがある。…が、アメリカ人は知らない人が多いっぽい。ということで次へ。

イターーーリアーーー!やっぱりお昼はご飯がおいしいところじゃないとね!入口横でピザとビールのチケットを買う。Squareみたいなやつでカード決裁。便利な世の中だ。

ホットドッグの串みたいのに薄っぺらい布をくっつけた国旗、思わずもらってしまった…

パスタ作りの実演。自分で作れるパスタなんてのもあった。

イタリアンバーと書かれた場所。ワインはもちろん、リモンチェッロも置いていた(たしか7ドルくらい)。ここで夫が、「大使館の中にバーがあるの…?」と鋭い指摘。某ラテン国の社員食堂にもバーがあるのを見たことがあるので普通に受け止めてしまい、「いつもはエスプレッソだけなんじゃない!?」となぜかイタリアをかばってしまったわたしであった。

壁にはセクシーなお姉さんとエスプレッソの写真。こういうのがふつうにあるのもイタリアっぽい気がする…ピザは外だよーと言われたので建物を出ると…

移動式ピザ釜…!?!?!?
イタリアの本気を見た。そして一応アメリカにも気を使って星条旗パターンの釜もある。どうでもいいが、イタリア釜からはマルゲリータ、アメリカ釜からはペペロニがのったこってり系のピザが出てきた。ちゃんとどちらもイタリアンピザだったけど。

へーーー!こんな風にピザを切りやすくする板があるんだ!というのが目からうろこ。肝心のお味の方は…うっうっ、おいしかったです…アメリカで貴重なイタリアンピザ… お値段はドリンクセットで6ドル。

ついでに外にはジェラート屋さんが!ジェラート大好きなのでもちろん食べる。スイカとレモンのソルベ。ううううう、果物の味がするし、甘すぎないし、おいしい…こんなにおいしいものがアメリカにもあるなんてーーー。2スクープで4ドルだった。

デザートも食べたくせに、次はギリシャとかクロアチアで何か食べようか?と言いながら歩いていたところ…

いつも気になっていたイスラミックセンターも開いていることに気づく。しかもバザーをやっているとか。EU関係ないけどもちろん立ち寄ることにした。

このテントの派手さ。水タバコのにおいでイスラムな国に一気にトリップ。トルコとチュニジアに想いを馳せる。

 おおお、いかにも近所の人たちが作ってくれたような家庭的なごはんがたくさん。おいしそうーーーー。

…ということで、さっきピザ食べたはずなのに、チキンに吸い寄せられた夫がビリヤニを買ってきた。わたしはこれまた某国で、数日連続でおいしくないビリヤニ食べたという悲しい思い出があるので半信半疑でひとくちもらったら…うーーーまーーーいーーーぞーーーー!!!えーー、ビリヤニってこんなにおいしいの?とびっくり。チキンとスパイスがぱらぱらのご飯にマッチ、干しぶどうがアクセントになってて超おいしい。おいしいものはどこでもおいしいんだなあ…と反省した。インドネシアブースのミーゴレンに後ろ髪を引かれつつ、いや、食べ飲み歩きをするのにはおなかいっぱいにしては行けない…!とイスラミックセンターを後にする。

この時点で1時前くらい。狙っていたクロアチア大使館は長蛇の列…とりあえず通りすぎることに。

ふと目に入ったのはこちら。エストニア大使館。国旗がかっこいい。そこまで並んでいないので入ってみることにした。

 伝統衣装で糸(毛糸?)を紡ぐ人たち。子供が興味しんしん。

こちら、エストニアクイズに答えて航空券を当てよう!というコーナー。なんというか、大使館というより人のおうちに来たみたいな感じである。e-residencyという電子居住の紹介もやっていた。やたら無料Wi-Fi飛んでるよーというステッカーが貼ってあったのも、IT先進国のエストニアならではなのだろう。

さて、そろそろ天気がよくなってきて、イギリスでもらったサングラスが大活躍である。どこの大使館も超混雑していて、ちょっと疲れてきたので次で最後にしようかという話になった。栄えある最後を飾ったのは…

ポルトガル。ヨーロッパでもトップクラスでご飯のおいしい国である。やはり建物が小さくて結構待たされたのだが、ポルトガルなら仕方あるまい。

中はこれまた小さめ。ポルトガル人写真家の作品の説明や、ポルトガルの観光ビデオを見たりと、きちんとオーガナイズされている感じだ。逆にいえばこういうのをきちんとやっているから混んでいたんだろうけど…

説明の後には無料でエッグタルトとポルトワイン、飲めない人にはポルトガルのソーダが振る舞われていた。

エッグタルトもポルトワインもおいしいーーーーーー。タルトのパイ生地はバターたっぷりでさくさく、プリン部分も甘すぎないし。ポルトワインは芳醇な香りと甘さがデザートにぴったり。ということで、われわれのEUオープンハウスツアーは、はからずもきちんとデザートを食べて終わったのであった。

帰ってきた後、スペイン大使館では大量のワインやタパス、パエリアやらお菓子が振る舞われていたというのをネットで見て、ちょっと悔しくなったなんてことはない。

…………うわーーーーーん、生ハム食べたいよーーーーーー!!!本当に食い意地は果てしない。

2015-05-03

「若者の○○離れ」アメリカ版を集めてみよう(随時更新)

アメリカのニュースを見ていると、ミレニアル世代(またはミレニアルズ)についての記事が多い。最近日本のメディアにもちょいちょい出てくるこの言葉、1980年から2000年くらいに生まれた層のことで、アメリカでは人数が多く、ITリテラシーも高いので注目されている。

ということで、この人たちを「若者」ということにして、アメリカ版「若者の○○離れ」を集めてみようと思う。おそらくデータは今後もいろいろ出て行くので、随時更新という形にしたい。ではスタート。

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  • テレビ
  • 高級バッグ
う…最初の記事でこのエントリーが終わってしまいそうじゃないか!このラインナップ、日本と似ているんじゃないだろうか。
先日も紹介したこちらの記事にも「車はいらない。地下鉄で通うから」というミレニアル世代の話が出てくる。心から同意する。どうでもいいが、こっちで車を買ったと東京の友達に話したら「どんなセレブな生活してるの!?」と驚かれた。日本の若者にとって車ってそういう存在なのかーと考えさせられるできごとだった。
テレビについては、「TVはいらない、インターネットだけでいいよー」という若者が多いようである。コンテンツはネットフリックスやらYoutubeやらでいくらでも見られるからなあ。
8 things millennials want—and don’t want—show how different they are from their parents(Washington Post)


  • マクドナルド
ミレニアル世代はヘルシーな食事が好きというのもよく言われること。マクドナルドがうまくいっていないのは日本だけではないようだ。じゃあマックじゃなくてどこへ?と思ったらChipotle(メキシカン)とかFive Guys(ハンバーガー)といった「ファーストカジュアルレストラン」に流れているとのことである。う、うーん…わたし的にはどっちもあんまり変わらないの気がするんだけど…ともあれ、モスバーガー!進出するなら今ですよ!
McDonald's Faces 'Millennial' Challenge(Wall Street Journal)
※追記
このニュース、アメリカ人のミレニアルな友人に、「マックもファイブガイズも大して変わらないじゃーん」と言ったら、「全然違うよ!ファイブガイズとかの方がゆっくり食べられるし、ヘルシー」と返ってきた。和食ラブなわたしは、この国の「ヘルシー」の定義をまず変える必要があるんじゃないかと心から思った。


  • ソーダ飲料
おおおお、じゃあこんどこそヘルシーなものを飲むの?おーいお茶とか?…と思って読んでみたら、ソーダではなくてエナジードリンクを飲むとか…うーん、ヘルシーではない気がするぞ。でもって、たまにしかソーダ飲料を飲まないものだから、ダイエットコーラとかの売上も落ちてるらしい。「たまに飲むならダイエットじゃなくていいかー」というのと、人工甘味料があまりよろしくないという意識が広がっているからだそうだ。
Are Carbonated Soda's Doomed?(Motley Fool)


  • 出産
2007年から2012年の間に、20代の女性の出産は15%も減ったとのこと。これはキャリアを築きたいという気持ちよりも収入が増えないことが原因だとされている。なんだかどこかで聞いたことがある話だ。
Millennial Childbearing and the Recession(Urban Institute)

  • 子育て
生まれていないので、当然子育てからも離れている。
Why parenting is even more daunting for millennials than it was for their parents — or their grandparents(Washington Post)

  • 宗教
価値観の多様化で宗教を必要としない若者が増えていて、それによって共和党の支持層もゆらいでいる…という話である。ということで…
Godless millennials could end the political power of the religious right(Guardian)

  • 共和党
民主党(というかオバマ政権?)の支持層は若者が中心と言われている。先日、「日本の若者は保守化している」という意見を聞いたんだけど、実際のところどうなんだろう?
A Deep Dive Into Party Affiliation -Sharp Differences by Race, Gender, Generation, Education(Pew Research Center)

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このミレニアル世代、わたしの感覚では日本とアメリカであまり大差ないような気がする。いつの世代も若者は文句を言われる側だけど、日本だとこの世代は「若者の○○離れ」だけでなく、「ゆとり」やら「草食系」やら、本当に虐げられているような気がする。消費者としても魅力的だし、これからの社会に大きな影響を与えるこの世代に注目すべきだというアメリカでの見られ方は、お金もうけを狙っているのもあるだろうがとても素直で公平だなあとも思う。

ということで、今後も見つけ次第随時更新していきます!


(追記 2015/5/22)

  • 野球をはじめとするスポーツ全体
「単なるファン、あるいは単なる運動よりも成績が強調される風潮が強まっているため、早い段階からひとつのスポーツに打ち込む子どもが多くなり、あらゆるスポーツで気軽に参加することが困難になってきた。」って、なんだか子供も大変なんだなあ…と思わされる。
米国でも進む野球離れ、MLBの将来に不安も(Wall Street Journal)


2015-05-02

江戸時代の猫好きに邂逅!NYジャパンソサエティーの猫浮世絵展

Anche il più piccolo dei felini, il gatto, è un capolavoro.
猫はどんなに小さくても、最高傑作だ。 −レオナルド・ダヴィンチ
わたしの周りには猫好きが多い。類は友を呼ぶというやつである。この猫好き隊、猫の動画や画像を見つけては、本文なしのメールを唐突に送りつけあっている。

ある日のこと。隊員AからいつもどおりURLしかついてないメールが来たので即開けた。そう、わたしにウィルスを送るなら猫好き隊員の誰かになりすますのが一番である。
http://www.japansociety.org/event/life-of-cats-selections-from-the-hiraki-ukiyo-e-collection

な…なんということでしょう…
浮世絵☓猫!!大好物に決まってるじゃない!

…ということで、ニューヨークまで猫詣に行くことにした。

ああ…もう、この丸い背中がたまらない。なぜか写真を撮ってこなかったんだけど、この作品ももちろん展示されていた。猫様…

展示によると、日本に猫がやってきたのは6世紀なかば。中国からの仏教伝来にともなって、猫もやってきたらしい。日本文学の中で最初に猫が出てくるのは源氏物語だとか、そんな猫好きにはたまらないエピソードも書かれていた。

とにかく作品は猫、猫、猫!である。こんなに見たいものばっかりある感じ、なんだか全盛期のバンドのベストアルバムみたいである。(ところで今でもベストアルバムってあるんだろうか?)

美人画に入り込む猫様たち。手とか姿勢とか、もうこの作者ほんとに猫好きだよね、というのが伝わってくる。

月ごとに女性と猫を組み合わせた浮世絵。これは9月で、菊と着飾った女性とごろんとしている猫の組み合わせがーーー!もう、かわいい。

かつお節の上を闊歩される猫様。こういうのを見ると、日本人の擬人化技術は先祖から脈々と受け継がれてきたものなのだなあと思う。

ど、ドラえもん…!?と思ってしまう、猫を囲む枠。

こちら、化け猫コーナー。透ける素材ののれんに悪そうな猫のシルエットが浮かび上がってていいかんじ。

猫が描かれた戸。このまるっこい葉っぱの植物なつかしいなあ。

猫のきせかえ風の絵。ここでも擬人化である。

千と千尋を思い出させる猫温泉。この温泉行きたい…

さすが江戸時代というべきか、東海道五十三次をネタにした作品は多い。これは各宿場町のイメージと猫を合わせたものらしい。

これはすごく気に入った作品!東海道五十三次の宿場町の名前をもじって、猫と一緒に描いたもの。例えば日本橋だったら「にほんぶし」で、2本のかつお節と猫が描かれているのだ!解説にも「すべての語呂合わせがうまく言っているわけじゃない」と書いてあったけど、なんとも江戸っぽい楽しい遊びだ。いいなあ。

ということで、猫好きとしては12ドルの価値は十分ある、すばらしい展示だった。訪れている人は猫好きばっかりっぽく、みんな顔をほころばせながら、というかにやつきながら眺めているのがまたいい。6月7日までやっているようなので、猫と美術が好きな人には心からおすすめする。

今回の展覧会に持って来られた浮世絵、日本ではどこで見られるんだろう?と思って調べたところ、平木さんという人のコレクションで、豊洲にあった美術館が数年前に閉館してしまったらしい(これだと思われる)。ええええーーーこんなに素晴らしい作品がただ保管されてるだけなんてもったいない!と思ったのだが、作品の貸出しをしているようでとりあえず胸をなでおろした。どうやら前に日本でも同じような展覧会をやっていたようなので(これ)、またどこかで見られるとうれしいなあ。

先日、猫好き隊員Bから送られてきた猫ネタを貼り付けて、今日の記事を終わりにする。


う、生まれたての子猫の生中継ですよーーーーー!!!なんてすばらしい世の中になったんだ!
猫好き隊のあなたはこちらからどうぞ。

Tiny Kittens(live stream)

※以前、冒頭のことわざが英語でしか見つからなくて、うっそだーとか言っていたのですが(過去記事:北米初上陸!ニューヨークの猫カフェへ行ってきた!)、なんとわざわざイタリア語バージョンを探してきてくださった方がいらっしゃいました。インターネットすごい。akikom_さん、ありがとうございました!