おそらくこれまでの生涯で初めて、ナンパと思われる経験をした。
ひとりで地下鉄を待っているときに、すらっとしていておしゃれな服装をした推定40代の男性に声をかけられた。
この地下鉄はアップタウン行き?と聞かれたので、そうだよ、と答えて携帯に視線を戻したら、観光で来てるの?学生?とか、会話を続けられている。
いわく、彼はミラノから来ているジュエリーデザイナーだそうである。自分で作ったというでかでかと光る指輪を見せつけながら、
「話したかったんだ。この指輪と君のストールが同じ色だったから」
なんて言葉を投げかけられる。
………
イ、イタリア〜〜ン。
さすがにナンパというものに縁のないわたしもこれはめんどくさい、ということに気づく。
1時間くらい時間があるならお茶しない?と聞かれるが、友達と会うのでと言って断ったところ、別れ際に携帯の番号を聞かれる。とっさに1つ数字の違う番号を教えた。彼はセントラルパーク近くの駅で降りていった。
この内容を「あれってナンパだったのかなあ」という感じでアメリカ人女子たちに話したところ、道を聞かれた、ということを言った時点で「ナンパじゃん」と断定された。
ひとりの子は本当によくナンパをされるそうである。オフィスのエレベーターで知らない人に電話番号を聞かれたり、街で声をかけてきた人が地下鉄についてきたり、しつこいナンパは怖いとすら感じることがあるそうだ。
ナンパされた経験がないわたしからすると、「ナンパ=モテ」だったのであるが、彼女のそんな話を聞いていたら、なんだかちょっと違うのかもしれないという気持ちになってきた。
日本人女性は外国人にもてるという話をよく聞く。
わたしは実感したことがないけれど、きっと辟易している人もいるのではないだろうかと思い、今日は「ナンパをスマートに断る方法」について考えてみた。
「長い人生で初めて1回ナンパされたくらいでなんて自意識過剰な」という冷たい視線を感じながらも、世の女性たちを守りたい!という使命感から書きますよ、書きますってば!!
--------
(1)Rejection Line
「電話番号を教えて」と言われたときに断るのはなかなか難しいよねという話になった。
前述のアメリカ人女子は、1回「携帯が壊れてるの」と言ったら、突然ものすごい剣幕で罵詈雑言を浴びせられて怖い思いをしたそうだ。
でもって、わたしみたいに1つ数字を変えて嘘の番号を教えるのも、知らない誰かに迷惑がかかる可能性がある。(ごめんなさい)
そこで、これ!Rejection Lineと呼ばれる電話番号である。
Rejection Line
要はお断り専用のダミーの電話番号である。ためしにここで流れる内容が聞けるのだが、
「残念ながら、この電話番号を渡した人は、あなたと話したくないようです」
と流れる。
ここからが面白いところで、音声はそれだけで終わらず、「慰めてもらう」「悲しい詩を聞く」「現実的じゃないけど望みを捨てない」の3つの選択肢から選べるようになっている。
ぜひこの番号を携帯に「My private phone」とかいう名前で登録しておいて、相手に教えたいものだ。
(2)自分の連絡先は教えないで、相手の番号だけ聞いておく
これは日本人男子とアメリカ人女子が考えた技なのだが、
「自分の番号は人に教えないことにしているの。わたしから連絡するね」
と言って、相手の番号を聞き、その場を乗り切る、という技である。
考案した日本人男子は、
「合コンとかでよくあるんだよ。で、絶対連絡が来ないんだよ」
と遠い目をしていた。
えー、悲しいお知らせですが、合コンやナンパでこの言葉を聞いたみなさん。連絡が来る見込みはなさそうです。
(3)結婚指輪をする
今まで結婚指輪の効果に疑心暗鬼だったのであるが、周囲に言わせると、しといたらある程度役立つんじゃない?とのこと。
ということで、ナンパうざい!と思う人は適当な指輪をしておくといいかもしれない。
…ほんとそうですよね。すみません。ちょうどしてなかったんです。その日。というか、基本的にしてないんですよ…めんどくさくて…
ひとりで地下鉄を待っているときに、すらっとしていておしゃれな服装をした推定40代の男性に声をかけられた。
この地下鉄はアップタウン行き?と聞かれたので、そうだよ、と答えて携帯に視線を戻したら、観光で来てるの?学生?とか、会話を続けられている。
いわく、彼はミラノから来ているジュエリーデザイナーだそうである。自分で作ったというでかでかと光る指輪を見せつけながら、
「話したかったんだ。この指輪と君のストールが同じ色だったから」
なんて言葉を投げかけられる。
………
イ、イタリア〜〜ン。
さすがにナンパというものに縁のないわたしもこれはめんどくさい、ということに気づく。
1時間くらい時間があるならお茶しない?と聞かれるが、友達と会うのでと言って断ったところ、別れ際に携帯の番号を聞かれる。とっさに1つ数字の違う番号を教えた。彼はセントラルパーク近くの駅で降りていった。
この内容を「あれってナンパだったのかなあ」という感じでアメリカ人女子たちに話したところ、道を聞かれた、ということを言った時点で「ナンパじゃん」と断定された。
ひとりの子は本当によくナンパをされるそうである。オフィスのエレベーターで知らない人に電話番号を聞かれたり、街で声をかけてきた人が地下鉄についてきたり、しつこいナンパは怖いとすら感じることがあるそうだ。
ナンパされた経験がないわたしからすると、「ナンパ=モテ」だったのであるが、彼女のそんな話を聞いていたら、なんだかちょっと違うのかもしれないという気持ちになってきた。
日本人女性は外国人にもてるという話をよく聞く。
わたしは実感したことがないけれど、きっと辟易している人もいるのではないだろうかと思い、今日は「ナンパをスマートに断る方法」について考えてみた。
「長い人生で初めて1回ナンパされたくらいでなんて自意識過剰な」という冷たい視線を感じながらも、世の女性たちを守りたい!という使命感から書きますよ、書きますってば!!
(1)Rejection Line
「電話番号を教えて」と言われたときに断るのはなかなか難しいよねという話になった。
前述のアメリカ人女子は、1回「携帯が壊れてるの」と言ったら、突然ものすごい剣幕で罵詈雑言を浴びせられて怖い思いをしたそうだ。
でもって、わたしみたいに1つ数字を変えて嘘の番号を教えるのも、知らない誰かに迷惑がかかる可能性がある。(ごめんなさい)
そこで、これ!Rejection Lineと呼ばれる電話番号である。
Rejection Line
要はお断り専用のダミーの電話番号である。ためしにここで流れる内容が聞けるのだが、
「残念ながら、この電話番号を渡した人は、あなたと話したくないようです」
と流れる。
ここからが面白いところで、音声はそれだけで終わらず、「慰めてもらう」「悲しい詩を聞く」「現実的じゃないけど望みを捨てない」の3つの選択肢から選べるようになっている。
ぜひこの番号を携帯に「My private phone」とかいう名前で登録しておいて、相手に教えたいものだ。
(2)自分の連絡先は教えないで、相手の番号だけ聞いておく
これは日本人男子とアメリカ人女子が考えた技なのだが、
「自分の番号は人に教えないことにしているの。わたしから連絡するね」
と言って、相手の番号を聞き、その場を乗り切る、という技である。
考案した日本人男子は、
「合コンとかでよくあるんだよ。で、絶対連絡が来ないんだよ」
と遠い目をしていた。
えー、悲しいお知らせですが、合コンやナンパでこの言葉を聞いたみなさん。連絡が来る見込みはなさそうです。
(3)結婚指輪をする
今まで結婚指輪の効果に疑心暗鬼だったのであるが、周囲に言わせると、しといたらある程度役立つんじゃない?とのこと。
ということで、ナンパうざい!と思う人は適当な指輪をしておくといいかもしれない。
…ほんとそうですよね。すみません。ちょうどしてなかったんです。その日。というか、基本的にしてないんですよ…めんどくさくて…
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ちなみに待ち合わせ場所に現れたアメリカ人女子は、わたしの話を聞いて、男性の要望をいろいろ問いただした上で、
「あーーー、わたし、その人だったらついていっちゃったかも…」
と言っていたのであった。おい………
これだけだとなんなので、カップルが仲睦まじくキャッキャウフフしているロックフェラーセンターのスケートリンクの営業開始をご報告しておきます。
冬はもうすぐ。