2019-04-03

「産みたいかな?」のチェックリスト 〜不妊治療か、養子かを考える〜





前回突然描いてみた、不妊治療か、養子かを考えるフローチャート。最初の判断ボックス、『「出産」したい?』についてちょっと考えてみたい。

最近、厚労省が力を入れているので、特別養子縁組についての記事や特集をよく見る。その中でよく出てくるのが、「産みたいのか、育てたいのか?」という問いだ。

産みたいのですか、育てたいのですか?――特別養子縁組で親になるという選択(ハフィントンポスト)

この問い、なかなか具体的に考えるのが難しいかもしれない。ということで、産みたいのか、育てたいのか、明確にする手助けになるチェックリストを作ってみた。

【産みたいかな?チェックリスト】

(1) 出産という体験をしてみたい
 →妊娠や、つわり、陣痛、分娩を経験してみたいという場合。女性同士だと妊娠期間の話で盛り上がることもあるので、経験した上でその会話に参加したいとかも。

(2) 生物学的につながりがある子どもがいい
 →自分(と相手)の遺伝子を継いでいてほしいと思うなら、産むしかない。代理母もここに含む。

(3) 養子にまつわる困難に耐えられそうにない
 →以前も書いたが、養子は「普通の家庭」からはやってこない。養親になるには法律で決められた研修を受ける必要があるし、出産よりも費用がかかる場合もある。


ここで重要なのは、産む人の意思だ。「パートナーが子どもをほしいと言っている」とか、「親戚がうるさい」とか、子ども関連は周囲の要望やら騒音が激しい場合が多い(わたしも夫の実家(九州)とバトルを繰り広げた…)。そうだとしても、そのうざったさと、上記の3点を自分の胸に問いかけて、自分の意思として判断ができたら何よりだ。

ちなみにわたしは(1)、(2)にはまったくこだわりがなく、(3)に至ってはむしろ燃えるタイプだったのだが、「特別養子縁組の競争率は数十倍」という記事をどこかで読んでしまい、ちょっと遠回りしてしまった。その辺の話は別の機会に。

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